Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.03.14

紅茶の国から:紅茶には欠かせない英国のビスケット

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3月10日は英国では母の日(3月第2日曜日)でした。

こちらで、母の日の典型的プレゼントの1つは「Breakfast in Bed」です。子供達が朝、いわゆるイングリッシュブレックファースト(卵、ベーコン、ベイクドビーンズ、トースト)を作って、まだベッドの中の母親に持っていく、という‥‥日本的感覚だと、布団の中で食べるのってそんなに‥‥(自粛)
因みに、父の日は日本と同じ6月第3日曜日です。

今回は、紅茶には欠かせない英国のお菓子についてです。
色々あるのですが、とりあえず紅茶の欠かせぬ友ならビスケット!
思いっきり紅茶に浸して食べるのもありですよ!(日本だとちょっとお年寄りが‥‥とかのイメージあるかもしれませんが、普通に老若男女問わず、好きな人はやります!ええ、美味しいです!)

よく言われることですが、こちらでは「クッキー」という言葉をほとんど使いません。日本でクッキーと言われる様なものは全て「ビスケット」です。
でも先日、友人から聞いたのですが、何故か「チョコレートチップ」が頭に付くときだけ「クッキー」を使うそうです。「チョコレートチップクッキー」‥‥確かに語呂がいい感じする!もしかしてチョコチップはアメリカンだからかな~と言っていましたが、真相は不明です。

英国にはどこのスーパーに行っても置いてある、いわゆる「典型」の種類のビスケットがたくさんあります。
ざっと上げると、

・ショートブレッド
・ダイジェスティブ
・チョコレートチップ
・ナイス(ニース?)
・モルテッドミルク
・リッチティー
・カスタードクリーム
・バーボンクリーム
・ジンシャースナップス
・ショートケーキ
・ミルクチョコレート
(全て後ろに「ビスケット」が付く‥‥チョコレートチップ以外!)
‥‥‥‥まだ半分くらいかも(苦笑)

名前だけではどんなものか分からないですね!いくつかは上の写真で判断できるかな?不親切ですみませーん!

渡英したての頃、このビスケットの多さには本当にビックリしました!しかも、安いんですよ~。グレードによりピンキリですが、一番安いシリーズなんかは1パック200gくらい入っていて50ペンスしません。
しかも、普通に美味しいんですよ!
私は以前からダイジェスティブ(全粒粉)ビスケットが大好きだったので、ついついたくさん食べてしまって〜〜‥‥以下略。

中でも、日本では余り見ないけど、私的にオススメなのが「バーボンクリームビスケット」です。

ほろ苦いチョコレート風味のさくさくビスケットにチョコレートクリームが挟んであり、甘すぎることも無くてオススメです。

少し横道なのですが‥‥日本で言うところの消費税である、英国の付加価値税(VAT)は現在20%です。但し文字通り、付加価値のあるものにかけられるため、贅沢税とも言われ、野菜や肉、日配品など基本的な食品や生活必需品はかかりません。

で、話の流れからビスケットはどうかというと‥‥何と、かかりません!
つまり英国では,ビスケットは贅沢ではない生活必需品!
紅茶にビスケットは欠かせないんだから当たり前!

と、国をあげての主張が聞こえてくるかのようです。
但し、チョコレートコーティングされると贅沢なんだそうで、税金がかかります。
‥‥面白いというか、何というか(苦笑)

(ロンドン特派員)

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