Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.05.27

紅茶の国から:ちょっと神秘な南ウェールズ(後編)

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続きのウェールズです。

今回のウェールズ旅行は、前出の海岸を見たくて行くことに決めたのですが、結構な遠出なので他にも近場で何か‥‥と思ってたまたま立ち寄ったお城が余りに素敵で感動でしたv

お城と言っても、やはりウェールズらしいゴツゴツの石造りで、実際には「城塞」なので城自体が美しいわけではなく‥‥素晴らしかったのは、雲一つない快晴のお天気のおかげもあり、その城からの景観です!

ではまず、駐車場から丘の上にある城を目指します。 途中には小川がながれる湿地もあり、苔むした木々がなんとも美しい。

実は、結構歩いて城塞に着いた時には、「ああ、こんなもんか」と思ったのですが‥‥

城塞の内側に入って、城壁に登ったら世界が変わりました!

左見て、

右見て、

くるっと振り返って‥‥

お見事な360度パノラマ!!
さぞや、敵が攻めてきてもよく見えたでしょう!(笑)
しかも、このまま中世の映画にでも使えそうな風景は、まるで時代トリップしてしまったかの様で、しばらく茫然と眺め続けてしまいました。

しつこく、撮影場所を変えてもう一枚。

ウェールズは「天空の城ラピュタ」のモデルとなった土地だと言われますが、石造りの城や川が蛇行する緑の平野‥‥といった雰囲気は確かに映画の中に見られた風景のようでしたv
前出の海岸も含め、雄大な自然の風景と、素朴で無骨な建物や城、そしてケルト風の装飾‥‥と、ウェールズは本当に素敵です。

さて、駐車場と城の往復、約1時間ですっかりお腹が空いたので、敷地内にあるティールームへ。この建物も美しい~。

中は、オレンジ色の壁に木枠の暖炉と落ち着いた雰囲気v そして、頂いたのは「ウェルッシュ アフタヌーンティー」です!

一番上に大きなスコーンと一緒にのっている平べったいものは、「ウェルッシュケーキ(Welsh cake)」というものです。ウェールズの伝統的なお菓子で、最近はロンドンのスーパーでも良く見かけます。レーズン入り甘いお焼き‥‥みたいな感じです。
そして、2段目のカップケーキは上の白い部分、全てアイシング(砂糖)‥‥。(めちゃ甘っ!)
カップケーキの右側にあるのはヴィクトリアンケーキです。スポンジケーキにバタークリームとイチゴジャムを挟んだもので、おそらく、英国のケーキの中で一番メジャーなのではないかと思います。

以上を、二人で食べてもお腹一杯でしたー!満足!

最後に、このお城の名前は「Dinefwr Castle」‥‥何て読むんだろう。 (この、読めそうなのにちょっと違う不思議なアルファベットの並びですら、何やら神秘的で、スペル(呪文)のように感じてしまう)

(ロンドン特派員)

ちょっと神秘な南ウェールズ→ 前編はこちら

 

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