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紅茶専科

ロンドンティールームと言えばロイヤルミルクティー。もちろん既製品のものをメニューに載せているわけではありません。今回は、ご来店されたお客様に一番人気のこの茶葉の誕生秘話についてお話したいと思います。

1. イギリスのミルクティーを日本で再現したい

修業時代のムジカでもシナモンティーなどのミルクと煮込む形のミルクティーは存在していました。しかし英国で飲んだミルクティーとは程遠い。これはアッサム茶葉の問題ではなくミルクの問題だと感じました。でも日本で売っているミルクはどれも英国のミルクは程遠く、限界を感じていました。

2. さまざまなブレンドを試す

濃厚なコクを出すためにまずは茶葉を煮込む形で試行錯誤しました。しかしどうしてもエグみが取れません。砂糖を入れれば飲めないことはありませんが、とてもお店にはだせない。また普通に手に入る茶葉ではどうしても限界がある。そんな中、日本紅茶株式会社(当時ブルックボンド紅茶の100%委託により日本向け商品をブレンド、販売をしていた企業です。)が茶葉のブレンドについて共同開発してくれることになりました。(紅茶のブレンドについてはこちらの記事が詳しいです)

さまざまな試行錯誤の中で、どうしてもアッサム種ではエグみが出てしまうため、スリランカ産の茶葉でブレンドを試すことに。ブレンダーの方に12~13種の原茶を厳選してもらい、ブレンド比率を変えお店で実践して試し候補を絞っていきました。そんな中、現場の技術とブレンド比率が一致したものがロイヤルミルクティーの原点です。

ブレンド比率の資料

ブレンド比率の資料

3. ムジカと肩を並べたい

紅茶専門店として、もちろん目標にあるのは日本一と言っても過言ではないティーハウス ムジカの存在。マスター自身が修行した場でもあります。スリランカ系の紅茶をただ美味しくだすのではいつまでたってもナンバー2。それにただの系列店になってしまいます。立地も同じ堂島ですし、同じものを飲むのであればムジカに行けばいい、ということになりかねません。

そこでどうしても大好きなミルクティーで差別化を図り、また英国式の紅茶専門店としてやっていこうと決めていました。そのためにはどうしても開発したミルクティーを売っていかなくてはいけません。

4. ロイヤルミルクティー誕生

きっかけは「なんとなく」でした。商品のネーミングを考えているときに、英国式ミルクティー、英国と言えば王室。王室はロイヤル。英国式ミルクティーなのでロイヤルミルクティーはどうか、といった流れです。あと語呂がよかった、ただそれだけでした。その時は同じStewed Tea(スチュード・ティー。煮込むタイプの紅茶です。”シチュー”=”stew”ですね)である「チャイ」のことは思いつきませんでした。そうして商品が生まれたのです。

5. ロイヤルミルクティーの広がり

こちらは先日の記事(紅茶業界とペットボトル紅茶について)でも書きましたが、徐々にお客様に受け入れて頂き、「ロイヤルミルクティー」という名前も同じ名前の商品が出るようになって日本中に知られるようになりました。

6. 現在のロイヤルミルクティー

現在では、ブレンド元を日本紅茶株式会社から三井農林株式会社に変更しています。日東紅茶などのブランドをもつ国内最大の紅茶関連企業です。紅茶の茶葉の取引関連では世界的に認められている企業でもあり、唯一大規模なブレンド工場を持っている企業でもあります。実は国内大手飲料メーカーでも売られているペットボトル紅茶も元を辿ればOEM品として開発していたりします。

国内での紅茶関連のトップ企業である三井農林株式会社にブレンドを委託していることで、まず店舗で使う分も含め安定した生産が可能です。そして品質が保証されていること。優秀なブレンダーの方達の努力もあり、季節ごとの変動がありません。

以上が簡単ではありましたが、これがロイヤルミルクティーの誕生秘話です。もちろん当店の魅力はロイヤルミルティー茶葉だけでなく、お店の雰囲気づくり、スタッフのサービスにもあります。お近くの方は是非一度ご来店たいだければと思います。

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