Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2012.12.17

セイロン紅茶の旅日記:【第七回】等級区分(グレイディング)Grading, Screening

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包装前の一番重要な行程です。

まず、紅茶で「等級」と言う場合は、サイズ大きさ、形状を表しており、決して品質の良し悪しを表している訳ではないことに留意する。
次に、この等級は生産国、生産地、更に工場によりまちまちで、国際的な基準が有る訳ではない。次に「なぜ等級区分をするか?」ですが、それは・・・

1) 荒茶は、大きいサイズも、小さいサイズも混じっている。これでは紅茶抽出、味がが一定しない。そこで大きさを揃える。
2) 茶の容器、袋に淹れた場合、おおき茶葉は上部に、小さい茶葉は下部に溜まり易い。取り出す時に毎回混ぜて一定にしなければならない。そんな面倒を予め取り除いておく。

代表的な等級

以下に代表的な「等級」を書きます。

【オーソドックス紅茶】■■■■■■■■■■

■ Whole Leaf
TGFOP (Tippy Golden Flowery Orange Pekoe)
FOP (Flowery oragne Pekoe)
OP (Orange Pekoe)

■ Brokens
TGBOP (Tippy Golden Broken Orange Pekoe)
FBOP (Flowery Orange Pekoe)
BOP (Broken Orange Pekoe)
BP (Broken Pekoe)

■ Fannings
BOPF(Broken Orange Pekoe Fannings)
GOF (Golden Orange fannings)
OF (Oranghe Fannings)
PF (Pekoe Fannings)

■ Dust
PD (Pekoe Dust)
D (Dust)

【CTC 茶】■■■■■■■■■■

■ Brokens
BP1 (Broken Pekoe One)

■ Fannings
PF1 (Pekoe Fannings One)

■ Dusts
PD (Pekoe Dust)

(注)以上の他に、工場、生産地に依っては、頭にSuperを付けたり、後ろに1 (One )を付けたりして、他社物と区別している。
しかし基本は、OP,Broken,Fannings 及びDust である。上記表はOP = BOP + BOPF + D にまとまる。
つまり、同じ原料の生葉なら、Whole Leaf は、BOP, BOPF およびDust に分解出来る。

(参考)以下は大まかなサイズの写真です。

茶葉の等級

Grading Machine ( 篩分け機 ) 4段

等級区分

上から大ー中ー小のサイズに分かれて出てくる。
篩(ふるい)は写真のように斜めに角度が付いており、振動で下に落ちてくる。

等級区分

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