包装前の一番重要な行程です。
まず、紅茶で「等級」と言う場合は、サイズ大きさ、形状を表しており、決して品質の良し悪しを表している訳ではないことに留意する。
次に、この等級は生産国、生産地、更に工場によりまちまちで、国際的な基準が有る訳ではない。次に「なぜ等級区分をするか?」ですが、それは・・・
1) 荒茶は、大きいサイズも、小さいサイズも混じっている。これでは紅茶抽出、味がが一定しない。そこで大きさを揃える。
2) 茶の容器、袋に淹れた場合、おおき茶葉は上部に、小さい茶葉は下部に溜まり易い。取り出す時に毎回混ぜて一定にしなければならない。そんな面倒を予め取り除いておく。
代表的な等級
以下に代表的な「等級」を書きます。
【オーソドックス紅茶】■■■■■■■■■■
■ Whole Leaf
・TGFOP (Tippy Golden Flowery Orange Pekoe)
・FOP (Flowery oragne Pekoe)
・OP (Orange Pekoe)
■ Brokens
・TGBOP (Tippy Golden Broken Orange Pekoe)
・FBOP (Flowery Orange Pekoe)
・BOP (Broken Orange Pekoe)
・BP (Broken Pekoe)
■ Fannings
・BOPF(Broken Orange Pekoe Fannings)
・GOF (Golden Orange fannings)
・OF (Oranghe Fannings)
・PF (Pekoe Fannings)
■ Dust
・PD (Pekoe Dust)
・D (Dust)
【CTC 茶】■■■■■■■■■■
■ Brokens
・BP1 (Broken Pekoe One)
■ Fannings
・PF1 (Pekoe Fannings One)
■ Dusts
・PD (Pekoe Dust)
(注)以上の他に、工場、生産地に依っては、頭にSuperを付けたり、後ろに1 (One )を付けたりして、他社物と区別している。
しかし基本は、OP,Broken,Fannings 及びDust である。上記表はOP = BOP + BOPF + D にまとまる。
つまり、同じ原料の生葉なら、Whole Leaf は、BOP, BOPF およびDust に分解出来る。
(参考)以下は大まかなサイズの写真です。
Grading Machine ( 篩分け機 ) 4段
上から大ー中ー小のサイズに分かれて出てくる。
篩(ふるい)は写真のように斜めに角度が付いており、振動で下に落ちてくる。