堂島本店への嬉しいレビューへの感謝

ここ最近、堂島店についてクチコミサイトにてお客様より嬉しいレビューが続いており、たいへん嬉しく思いますので一部ご紹介します。

このような嬉しいクチコミ、本当にありがとうございます！
スタッフ一同たいへん喜んでいると共に、このようなお声が本当に励みとなっております。

レビューでもお喜びいただいているように独特な半個室空間の店内設計は当店のウリのひとつですが、この座席の構造にしているがゆえに悩みの種にもなっている部分もあります。

ご来店いただいたことがある方はお分かりかと思うのですが、当店は各座席を縦格子状のパーテーションで区切った、当店独自のブース構造にしております。
今でこそ半個室のような空間にご好評いただいておりますが、内装屋の猛反対を押し切ってまで実装した当時は「牢屋に入れられているようだ！」と非常に不評でした。

しかし当店がこの設計の実装を貫いたのは、「おひとり様でも居心地の良い空間を提供したい」という強い想いから。

開業当初の堂島店は今の店舗の半分にも満たない広さで、満席になると相席をお願いすることも多くありました。
しかし、私自身がホテルのロビーラウンジでひとりでゆっくりとお茶をする時間が癒しだったことから、もっとお1人様を大事にした店作りをするべきだと思い至りました。

「1人で喫茶利用することが当たり前の時代がくる」という確信から
都会の喧騒を忘れ、誰にも邪魔されず思う存分心ゆくまで自分だけの空間に浸ってほしい
というコンセプトのもと、広い店内をパーテーションで区切った今の内装となりました。

堂島本店のビフォー・アフターについては下記ブログ記事でもご紹介してるので、ご興味ある方は是非ご覧ください。

テレビや雑誌、またSNSなどを通して、元々当店の構造をご存知の上でご来店いただいているお客様には「周囲の目を気にせずにゆっくり落ち着ける」とご好評いただいております。
ただ、通りすがりでご来店いただいたお客様からは、広い店内にも関わらずご案内した座席が狭いと難色を示される事もあります。

店内の混雑状況やご注文のメニューによって臨機応変にご対応できるよう、スタッフ同士でも常に改善を図っておりますが、お客様によって評価が両極端に分かれる中でのお席へのご案内の難しさは悩ましくあったりもします。
私の想いとしては、多くのお客様にご支持をいただけている限りは変えることなく続けていきたいと考えております。

さいごに、半年ほど前にお客様から直接いただいてから大事に保管しているお手紙を、これを機にご紹介したいと思います。

よく当店をご利用いただいていたお客様で、ご退職されるとのことからいただいた直筆のお手紙です。
このような直筆のお手紙はいただくのは、また格別な嬉しさがあります。
店をやっていると色々ありますが、お客様からこうしたお言葉をお寄せいただけると本当に店をやってきて良かったなぁと感じます。

私としては、これからも親子世代で店の想い出を語り合ってもらえるような店にできたらと考えています。
これからも一層、おいしい紅茶と良い空間をお客様にご提供できるよう邁進いたしますので、今後ともロンドンティールームをどうぞよろしくお願いいたします！