Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2012.10.02

フォートナム・メイソンの時計

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”英国の最高級店が軒先を連ねるロンドンピカデリーにおいて、老舗の風格がひときわ光るフォートナム・メイソン。その一日は、午前11時15分。

贅の限りを尽くした古き佳き時代の宮廷馬車の訪れとともに始まります。

その、馬車より降り立つ王朝時代の衣裳をまとった二人の貴族が、豪奢な雰囲気を漂わせながら、お買い物のご相談、品物のご説明をするのです。

創立されたのは、以来、270余年。英国の王侯・貴族はもちろん、世界の上流社会の人々に絶賛され、今も選び続けられています。”

 

いかにも英国、いかにも最高級紅茶という印象の強いフォートナム・メイソン(Fortnum & Mason)。

そんなフォートナム・メイソンのシンボルでもある時計なのですが、実は木彫りの時計がロンドンティールーム堂島本店にはあります。今回はその時計にまつわるエピソードです。

フォートナム・メイソンとの親交の証。

もともと1984年にフォートナム・メイソンの輸入総代理店だった片岡物産(株)(トワイニングの総代理店でもあります)とのお付き合いがあったのが最初。

当時としてはまだどの紅茶専門店でも実現していなかった、フォートナム・メイソンの紅茶をメニューとして載せることの承認を正式にいただきました。

その際に片岡物産(株)から職人を紹介してもらい、作ったのがこの時計です。当時作った4体はそれぞれ堂島本店・心斎橋店・三越大阪支店・大丸梅田店に飾られました。

 

その後も英国フォートナム・メイソン本店への訪問をたびたび行い、親交を深めてきました。

現在、フォートナム・メイソンの紅茶は契約により当店のメニューからは消えたのですが、この木彫りの精巧な時計は今でも堂島本店に飾られており、どなた様でもご覧になれます。

精巧な造形をご覧ください。

(ロンドンティールーム オンラインマガジン編集部)

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