Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

紅茶の旅

2015.04.22

インド紅茶の旅日記:【第四回】ダージリン茶畑に到着

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今回はインドのダージリン茶園中心の旅行。しかも製造、茶園に絞っていたので、かなり範囲が狭いのだが、多分あまり見たことない写真も紹介出来ると思う。最後までお付き合い下さい。
(Darjeeling に入るには、コクカタ空港より、Bagdogra 空港まで一時間、そこから車=4WD 車を雇って約3時間です)

1.茶摘 ちゃつみ Tea Plucking

急峻な茶畑の傾斜に注目して欲しい。このような足場の茶畑で一日7時間ほど茶摘みして、しかも重いカゴ、上り、下りを入れると相当な重労働になる。夏の暑い季節は足元には「ヒル」などもつくらしい。ほとんどが女性だ。
1カ月の労賃はおおよそ日本円で10,000円位。一日当たり400円位だろうか。紅茶産業は労働力が無ければ成り立たない「労働集約型産業」なのです。

ここTumsong 茶園では、全てが有機茶であるとのこと。
従って、カゴも重いのだが自然の藤から出来たかごを使用している。一杯なったらおそらく7~8kgs になるだろう。

朝7:30頃茶摘に出かける女性達。みんな明るい笑顔。足元は長靴肩には藤製のカゴ。お弁当もお茶も入っている。

2.紅茶製造工場

各工程の詳しい説明は「セイロン旅日記」でも記しましたが、改めて簡単に説明していきます。 訪問茶園は、Tumsong Tea Estate です。ほぼ100%有機紅茶製造です。特にドイツが大得意で、113haの作付面積で、年間生産量わずか65,000kgs(Chamong Inc. グループの中では一番小さい茶園)三井農林も得意先らしい。

工場に入る前に、マスク、帽子、靴カバーなどで異物混入対策をする。

1)萎凋 いちょう(Withering )
残念ながら、訪問時間が遅く、次の工程「揉捻」に移っていたので、割愛する。

2)揉捻 じゅうねん (Rolling ) 石臼の様な機械で茶葉を揉み、捻じり、細胞をカットする。約45分位。

どの工場も機械のメーカーこそ違うが、工程は全く同じ。但し工場毎に圧力、時間などが経験や、目指す茶葉により異なる。このChamsong 茶園では、ドイツ向けが最大の得意先ゆえ、大き目の茶葉(OP )を目指す。

右上の窓の様な所から、Witheringの終わった茶葉を投入。(下の写真は、茶葉が投入されているところ)
Rolling は、時間と圧力の調整が難しく、腕の見せ所だ。

蓋無しで5分、蓋で押さえて10分、更に蓋無しで5分などと目指す茶葉の大きさに依り時間と圧力が調整される。リーフタイプのダージリンの場合は、通算約40~45分間の揉捻。(ブロークンタイプの茶葉の場合は、2~3台ローターバン仕様で約20分)

小型のローラー。10kg位の能力らしい。小口で限定的な茶葉に特別対応の場合に使用する。(日本の紅茶製造メーカーなどでは、この程度の大きさのRollerを使用している)

(旅人・寄稿:紅茶専門輸入商社 I氏)

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