Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2012.11.15

ジャンピングの実験をやってみました

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本日はめずらしく勉強会っぽく、実験です!!

皆さん『ジャンピング』ってご存知ですか?簡単に言うと、ティーポットにお湯を注いだ時に茶葉が上下にゆっくりと移動する現象の事です。

今回はお湯の温度や条件によって、茶葉の動きがどのよう変化するかを実験しました。

注意すること。

ここで先に注意を・・・。

まず、ジャンピングをするからいい茶葉だという事ではありません。大事なのは茶葉ではなくて水(お湯)の条件。

・汲みたての新鮮な水を使う(もちろん水道水でOK)

・沸騰直後の酸素の含まれるベストな状態のお湯を注ぐ

この2点が大事なんです。

そう、いつもご説明しているおいしい紅茶を淹れる条件と同じですね。

今回は茶葉の動きを比べるために3パターンの淹れ方を試してみました。もちろん3回とも同じ茶葉を使用します。(キーマンで実験)

そしてもう1つ、高い位置からお湯を注がない事。お湯の勢いで故意にジャンピングさせたら意味がありません。

あくまでも上の写真(右)のように自然な状態で注ぐのが大きなポイント。

【 実験1 】沸騰直後のベストな状態のお湯を注ぐ(90~95℃)

いきなり一発目からですが、↑これがジャンピングしている状態。

写真では動きが分かりにくいのが残念ですが、お湯を注ぐと茶葉がゆっくり上下に動いています。茶葉もしっかり開いて、うようよ動いている状態

【 実験2 】沸騰していない状態のお湯を注ぐ(70~80℃)

実は家などで何も意識せずに入れた場合、多くの方がこのくらいの温度で入れています。

写真の通り茶葉は上に浮いてしまっています。茶葉も実験1に比べると開ききってないのがよく分かりますね。

【 実験3 】沸騰させすぎた状態のお湯を注ぐ

沸騰させすぎ=酸素がなくなってしまった状態です。

今度は茶葉は開いたものの、全体に下の方に沈んでしまっています。

こんなにはっきり見た目に違いが出るんです。

ただ、実際にこれを飲み比べても素人には大きな違いはわかりません。特に1と3はなかなか難しい・・・。

紅茶を淹れる上で一番大事な事は、やはりお湯の温度をしっかり守ること。正しく淹れた紅茶に慣れてくると、段々と違いも分かるようになってくるそうです。

みなさんも『沸騰直後の90~95℃のお湯を素早く注ぐ』という事をしっかり頭に入れて、ご自宅でもおいしい紅茶を楽しんで下さいね。

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