こんにちは。
サマータイムも終わり、ハロウィンも終わり、夕方5時にはすでに暗い、一年で最悪と言われる11月に突入したロンドンです。
なんて、初めての記事の書き出しがこれではあんまりですね‥‥。
ただ、これを書いている今日はとっても良いお天気!朝の空気はぴりっと冷たかったですが、急激に進む紅葉の街並みは眩しいくらいの光に照らされて美しく、歩道を埋め尽くす落ち葉の上をがさがさと歩くのが楽しいです。
初めまして。
ロンドンの片隅に居着いて片手指の本数をついに越えてしまったエリザと申します。
ロンドン在住!‥‥といっても実は、未だに天下の(?)ハロッズにすら足を踏み入れたことがない様な庶民的な日々‥‥そんな「オシャレ感」は微妙な日常ですが、季節の移り変わりと共にちょこっとずつご紹介していけたらいいな、と思っています。
さて、先日は夜の12時近くまで花火の音がうるさかったです。というのは、日本では余り知られてないと思うのですが、英国には11月5日に「ガイ・フォークスの日」というのがあり、実は10月31日のハロウィンよりも秋の行事としてはメジャーだったりします。
このお祭り、「ガイ」なる男が時の国王ジェームズ1世を爆殺しようしたのを阻止できた事に因んで行われているのですが、主に何をするかというと‥‥打上花火をやる日なんです!!
ええー、爆破阻止の記念に花火って!?この辺り、英国らしいブラックユーモアってやつなのでしょうか。
例えば、英国南部にあるルイスという町のお祭りは有名で、黒装束などに身を包んだ町の人たちが、大きな篝火を持ってパレードします。その篝火が十字架の形をしていたりもするので、一見、これぞブラックな雰囲気が!!
Guardian(英国の新聞の1つ)で写真がご覧いただけます→こちら
私の家の辺りでも、5日前後はあちこちで花火大会が催されました。
場所はだいたいフットボール場とかクリケット場とか、広いグリーン(芝生)です。敷地内に入ると出店が並んでいて、食べ物やお酒等を売っていたり、ステージがあって簡単なショー等もやっている事が多いですが、入場料(5ポンドくらい)がかかります。でも、花火だけなら、周りの道路からでも十分見られます。(庶民感覚)だって打ち上げますからっ!
日本で見られるもの程大きな花火ではありませんし、そこまで高く上がりませんが、その代わり、これでもかってなくらいかなり一度にたくさん上げます!最後の5分みたいなノリで30分とか!?
花火は英語で「Fire Works」‥‥いろんな意味で日本って情緒豊かですねぇ。因みに、英国では花火は秋冬の風物詩です。
これからの2ヶ月弱、毎日、どんどん暗い時間が増えていく鬱々とした時期に、クリスマスに向けてのイルミネーションを含め、光るものをひたすら求めてしまう気持ちは、私もすでに痛いほどに分かります‥‥。
近所もすっかり秋色‥‥。
(ロンドン特派員)