Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.07.04

紅茶の国から:ブルーベルの咲く森(後編)

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やっとロンドンに夏がやってきた−!
来週の予報は「Glorious and Sunny!」だそうで、5,6月のような事はないよー!て書かれていて、ちょっと小躍りしてます。やっと‥‥やっと‥‥。
それくらい今年はここまで本当に酷かったのです〜。
さあ、来週のお出かけする予定を立てなきゃ!
(英国に住んでいると、天気が良い時は出かけなくてはいけない、という強迫観念に駆られるようになる)

さて、2回に別れてしまったブルーベルの咲く森、後編です。
実はこちらが本命!

アシュリッジ・エステート(Ashridge Estate)です。
ここはおよそ2000ヘクタール(20平方kmだそうですが、どれ程かよく分からない)の森が広がっている場所です。その中にはサイクリングコースやピクニックサイト、フットパス(散歩道)などがありますが、基本手つかずの広〜い森です。
森と言っても、英国の森は、日本の様なうっそうとしたものとはちょっと違っています。私の一番大きな印象は「散歩できる森」です。日本の様に木の下に他の植物がいっぱいに生えてしまうことが少なくて、ただ淡々と背の高い広葉樹が林立していて、秋には紅葉し落ちた葉や枝が一面敷き詰められています。

これは、ブルーベルが咲く前の森です。
この時は、いつもならもうブルーベルが咲き出しているはずの5月初めなのですが、今年は全くダメでした。
それでもこの森を散歩するだけで、絶対にそういう脳内物質がでているに違いないほど(笑)とても気持ちの良い時間でした!

さて、もちろんそれで諦めたりはできません。
3週間後に今度こそ、ともう一度行ってみると‥‥

一面のブルーベル!!!
場所を変えてもう一枚!

森の奥行きを見取ってもらえるでしょうか。

360度見渡す限りブルーベルの森の中を散歩する事ができる夢のような場所です。 しかも、人はほとんどいなくて聞こえるのは鳥のさえずりだけだったりします。
素敵過ぎる‥‥そして、本当に贅沢‥‥。

これにとりつかれてからは、毎年どうしても見に行かなくては気が済まなくなってしまいました。といっても、ここはロンドンから車で1時間くらいの場所なので大して遠いわけではないです。

もう一枚、お散歩していて見られたうっとりな景色を。

こういったビューポイントには必ずベンチが置いてあって、座ってゆっくり景色を眺めることが出来ます。 すると、何と眼下に見えている街の中を馬が歩く蹄の音まで聞こえてきました‥‥言葉なし。

さて、そんな森を2時間ほど歩いたので、勿論その後はこちら。

ジャンボスコーン再び!(三度?)
ここのスコーンは、すでに間にジャムとクロテッドクリームが挟まれている(笑)もちろん、ハンバーガーのようにかぶりつく事は出来ないので、上下に分けて食べました!
見た目はどっしり見えるのに、表面はサクッとしていて中はしっとり軽くて美味しかったですー。

なかなかご旅行で、時期を合わせ、そして郊外までブルーベルを見に行くことは難しいとは思いますが、例年なら丁度ゴールデンウィークの時期は見頃なので是非!

(ロンドン特派員)

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