Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.10.09

紅茶の国から:英国料理の代表、サンデーロースト

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実は、先日一時帰国した折りに会った友人から、「このブログを見てると、庶民生活とか言いながら素敵な場所に出かけてばっかりじゃん!」と責められました‥‥。まあ、この国ではお出かけ出来る季節が限られていると言うのと、長期の友人が遊びに来ていたという訳もあって夏前は私的にもお出かけの多い日々でした。おかげでネタには困らなかったのですが、やはり当初の志どおり(そんな物があったとは?!)もう少し生活ネタも増やしてみようかと、前回に引き続き庶民生活ネタで、英国の代表的な家庭料理、サンデーローストについてです。

英国では、日曜日にロースト料理が多く食べられます。理由はいろいろな説があるようですが、元々は地主が農奴に、週末に肉を焼いて与えた事に由来するようです(wikiより)
現在の家庭でも、日曜日はロースト料理、という話は良く聞きますし(但し、ロースト料理は日曜日だけじゃなくて、いつだって多いんだけど)パブではまさに「サンデーロースト」といって日曜日だけのメニューがあります。焼くお肉は色々で、牛、豚、鶏、羊など、大抵のお肉はOKで、もちろんクリスマスには七面鳥もたくさん出回ります。

そんな前置きから、丁度日曜日に、日本から旅行に来た友人がご飯を食べに来ることになり、それなら英国らしくサンデーローストでしょう!と家で作ったのでそれをご紹介。但し、私の料理は自他共に認める「おおざっぱ」の見本なので、細かい突っ込みはなしでお願いします(笑)

今回焼いたのは豚ロース肉、約1Kg(£7.50)です。

ただの固まりの肉に、塩と写真にあるドライハーブなどを刷り込んでしばらく置きます。

因みに、さすがにロースト料理隆盛のこの国だけあって、ウチの様なフラット(日本で言うマンションやアパート)でも、大きなビルトインオーブンが、どんっ!と付いています。

電気オーブンですが、そこは240Vなので余熱もあっという間です!

さて、しばらく置いておいた肉を耐熱皿の中央に置き、廻りを適当な野菜で埋めます。今回は、人参、タマネギ、パースニップです。

で、これをオーブンに入れて200度で約1時間。この温度や時間の目安は、大抵、買った時についているラベルに書いてあります。

そして焼き上がったのがこちら。

料理‥‥したっけ?と感じるくらいに簡単です(笑)
付け合わせのジャガイモは電子レンジで柔らかくした後、フライパンで少し焦げ目が付くように炒めました。キャベツは刻んで、やはり同じく電子レンジで少ししんなりさせています。
そして、英国ロースト料理と言えば!なのが、ソースの「Gravy(グレイビー)」です。グレイビーというのは、焼いたお肉から出た肉汁に小麦粉を合わせてとろみをつけ、それに塩や香辛料で味を付けた物です。私はお店で売っている顆粒の物をお湯で溶かして使っていますが、気が向くとお湯の代わりに肉汁を入れたりもします。

お肉をスライスして、野菜や付け合わせを乗せ、最後にグレイビーをかけてできあがり。

非常に簡単なのに、派手でおもてなし料理にできちゃってとっても便利!と言うのが私のロースト料理の印象です(笑)

注意:おそらく、もっと美味しく作る方法はたっくさんあると思いますのであしからず‥‥

(ロンドン特派員)

 

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