もう明後日にはクリスマスというのに、不気味に生暖かい日が続いているロンドンです。ただ、暖かいのは天気が悪いおかげでもあり、毎日空は厚い雲に覆われています。
そんな中、数日前に久しぶりに晴れて青空が出た日がありました。
しかも、たまたまその日には、ビクトリアンのクリスマスデコレーションを公開してくれている郊外のマナーハウスへ、友人とお出かけする約束をしていたので、なんてラッキー!
お天気も手伝って、とても綺麗だったのでご紹介します。
行ったのは、Hughenden Manor という、今までにも時々出てきているナショナルトラストという団体が管理しているハウスです。
駐車場から建物までの間にピクニックサイトがありました。
さすがに寒いし誰もいないのですが、青空と芝生の色だけ見ていると、ここに座ってランチをしたらとても気持ちよさそうにも思えます。(繰り返しますが、寒いです!)
さて、建物の入り口です。
中に入ると、えんじ色の壁に緑のツリーが映えて、何とも煌びやか!
ツリーはもちろん生の木です。
こちらはダイニングルーム。
奥に見えるツリー上で光っているのは、なんと本物の火が付いたロウソクでした!
テーブルセッティング。
何となく、パイナップルがポンと乗っているのは英国的でなく場違いな感じですが、何でも昔は、こういった南国のフルーツを食べられるというのは、貴族階級の象徴だったそうで、クリスマスには特に用意されたのだそうです。
こちらは書斎。
全体に飾り付けは少なくシンプルですが、何よりもこの並んだ本がデコレーション!
そして、そのお隣のお部屋からは、声が聞こえるな~と思ったら‥‥
おじいさんがクリスマスのお話を読んでくれていました。それをお母さんと一緒にじっと聞く男の子が絵になりすぎて‥‥。
さて、2階に上がるとベッドルームがありました。
こちらは女性のお部屋だったようです。
鏡台の上には、使い方も分からないけど魅力的な小物が並んでいました。
最後に、お庭から。
真冬ながら、ガーデンもしっかり手入れされていて、冬の葉物が綺麗にモザイク模様を描いていて、とても素晴らしかったです。
他にも、まだ明るかったので上手く写真に写らなかったのですが、お庭の木にランタンがたくさんぶら下がっていたり(勿論中でロウソクが燃えている)森の中に動物のデコレーションが置いてあったり、とても楽しませてくれる場所でした。
さて、この後、近くの村、Marlowにあるティールームへ行って、お昼代わりにアフターヌーンティを頂いたのですが、それはまた次回に−!
(ロンドンティールーム)