Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.07.22

ロイヤルドルトン直営店に訪問 [第1回研修]

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ロンドンティールームが初めて研修旅行に行ったのは、今から23年前の1990年。どうしてもお店の都合で年末からお正月にかけてしか行けなかったのですが、イギリス(ヨーロッパの国々も)はこの時期お店などお休みの所が多く、行くところ行くところシャッターが下りていて1回目の研修は準備不足で大失敗。

そんな中、かろうじて開いていたのがロンドン市内ロイヤルドルトン直営店。アポなしの急な訪問にも関わらず、素敵な女性店長がショールームを案内してくれました。

ドルトンのティーセットで紅茶もいただきました。

ここでロイヤルドルトンの歴史について簡単にご説明しますと・・・

1815年に弱冠22歳のジョン・ドルトンによって創設され、当時ロンドンのランベスにあった釜では、素焼きに近い土管の類が生産され都市計画にのって収益をあげました。
その後、1877年に2代目のヘンリー・ドルトンが現在も本社となっている窯業の中心地ストークオントレントに工房を移し、英国陶磁の代名詞でもある『ボーンチャイナ』の開発に成功し、芸術的テーブルウェアを創造していくこととなり・・・1887年にヘンリーはヴィクトリア女王より陶磁器界では初めてのナイトの称号を与えられ、1901年にはエドワード7世によりロイヤルの称号を与えられ、会社と製品にロイヤルを冠する勅許を得ました。
現在は、ミントンやロイヤルアルバート、イギリス陶磁器最高の「ロイヤル」と「クラウン」の称号を持つロイヤルクラウンダービーを傘下におさめる世界最大の陶磁器メーカーの一つとなりました。

・・・と、この素晴らしい歴史のあるロイヤルドルトンの美しい陶磁器が飾られている店内を案内していただきましたので、ここからは写真でお楽しみ下さい。


みんな真剣。


こちらは日本でも人気のミントンのハドンホールシリーズ。
元々は英国のハドンホール城の壁に掛けられていたタペストリーのモチーフをデザインしたものです。


クリスタルもうっとり・・・・・

中国宋代の秘法をよみがえらせたドルトンレッドと呼ばれる『ルージュフランべ』、子供用の食器として人気のある小さなうさぎの物語を描いた『バニキンズ』などロイヤルドルトンは数多くの製品を世に送り出しています。

(ロンドンティールーム オンラインマガジン編集部)

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