Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2025.01.25

ロンドンティールームのティーポットが、3度目の特許を取得しました。

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2024年12月24日付で、ロンドンティールームのティーポットが特許を取得しました。

特許の概要と、取得内容の詳細をこちらにまとめています。

特許証と認定内容

【特許番号】 特許第7605540号(P7605540)
【登録日】 令和6年12月16日(2024.12.16)
【出願日】 令和6年12月24日(2024.12.24)
【発明の名称】ティーポット
【特許権者】 株式会社ロンドンティールーム
【発明者】 金川 宏 (※審査官:東 勝之)
【出願番号】 特願2024-48092(P2024-48092)

登録情報はこちら

特許の概要

今回の特許対象は、新開発したティーポットになります。
陶器製の本体に、ステンレス製のフタを組み合わせたモデルです。

かねてより当店で販売してきました、陶器製ティーポットとステンレスティーポットの要素を組み合わせ、新しいモデルとして完成しました。

課題

従来、販売していた陶器製ティーポットは部品のすべてを陶器で制作していました。もちろん、フタもはめ込んで使う陶器製です。
しかし、材質の都合上本体に固定できないため、使用時は両手を使う必要がありました。

また、当店のティーポットは保温を目的として、肉厚に設計されています。この厚みを原因とする重さも、両手がふさがる理由のひとつです。

しかし、金属製のティーポットも万能ではありません。紅茶のコクとうまみを最大限引き出す代わりに、水色が黒くなり、香りを感じにくくなります。繊細な香りを特徴とするダージリンティーやウバティー等での使用には、適していません。

解決方法と効果

今回の特許では、フタがステンレス製、本体が陶器製のティーポットを作成しました。主なポイントは、次の3つです。

• 自立するフタ
• 固定用のリング
• 片手で使用可能

自立するフタ

フタが固定式になりました。ツマミを指で押して、開閉できます。
ツマミとフタの留め具には角度がついているため、90°以上に開いて自立。お湯ハネの防止になるほか、茶こしの出し入れもスムーズになります。

固定用のリング

フタと本体は、金属製のリングで固定しています。クリップだけでは支えられない重量のフタを、ティーポット本体にしっかりと固定。
茶こしが入った状態・入っていない状態のいずれにおいても、フタが水平を保てるよう調整を行いました。

片手で使用可能

従来モデルにくらべて、軽量に仕上がりました。片手で持ち運んだり、注いだりすることも可能です。
また、フタを固定するヒンジが持ち手側についているため、中身を注ぐ際にフタが落ちることもありません。

まとめ

今回の特許は、新型ティーポットの開発に際して取得したものです。フタをステンレス製にすることで、従来モデルが抱えていた課題を解決しています。

本特許技術を使った商品開発については、現在検討中です。ホームページ・SNSにて、続報をお待ちください。

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