Tea Story
読めばきっと好きになる紅茶のお話
紅茶の茶葉、一度あけると保存が気になりますよね。通常は保存缶に入れて保存したり、缶入りの茶葉を買ったりしますよね。
今回は紅茶の保存と賞味期限についてです。
1. 賞味期限ぎりぎりがおいしい?
これはご家庭に限った話で、お店ではできないのですが、実は紅茶は数年経った賞味期限ぎりぎりくらいのほうが美味しかったりします。缶入りであれば空気と触れあうことが少ないので風味も落ちにくいです。
新しい茶葉はワインなどと同じで、少し渋みが目立ったりすることがあります。それが数年するとこなれてきてまろやかに深い味わいが感じられるようになるためです。
2. 長期保存の方法は?
普段飲みするような紅茶でしたら、1kgなどの缶があるものは1kg缶で購入したり、大量に買って缶で小分けにするのがおすすめです。
コツは小分けにすることで、まだ使わない茶葉の部分を空気と接触させる機会を減らす、ということです。
茶葉の保管で気を付けなくてはいけないのは湿気やカビ。これから守るために、缶などの密閉された容器で乾燥しているところに保存するのがベストです。
ちなみに冷蔵庫は厳禁!缶を開けた際に入った空気が冷蔵庫で冷やされて結露してしまいます。
3. アイスティー向けにも長期保存したものを
アイスティーは冷やして飲むという特性上、香りがありません。そのため、渋さを感じやすく新しい茶葉では特に顕著です。
長期保存した茶葉で作ったアイスティーは口当たりがまろやかになり、一番おいしい飲み方です。これは喫茶店などでは味わうことはできませんので、是非ご家庭で気長に待ちお試しください。
紅茶の賞味期限は意外と長いものですので、お気に入り紅茶を見つけて一度長期保存にトライしてみてはいかがでしょうか?
(ロンドンティールーム オンラインマガジン編集部)