今冬、ロンドンティールームから新作の紅茶「ベアトリスティー」が発売決定しました。
これまで取り扱ってこなかったマラウイ産の紅茶で、深みのある紅色の水色と若々しさを感じる風味が魅力です。
今回はそんなベアトリスティーを、Webスタッフで試飲してみました!
今、イギリスでマラウイ紅茶がアツい!
※画像はイメージです。
ベアトリスティーは、マラウイ産紅茶葉を使用したお茶。
マラウイ紅茶は400~1000mほどの低地栽培で、ベストシーズンは12月~4月ほどです。
マラウイ紅茶というと、アッサムやセイロンといった有名な紅茶の産地に比べて、ややマイナーに聞こえるかもしれません。
しかしマラウイなどのアフリカ産の紅茶は、イギリスでの流通量が非常に多いんです。
マラウイ産紅茶は、イギリスのブレンド紅茶での使用率が2番目に高い茶葉(トップはケニア産)。
それもそのはず、ケニアやマラウイの紅茶は、イギリスが自国のために生産している紅茶なんです。
数十年前、元々イギリスの庇護下にあったアッサムやセイロンの紅茶産業は、すべて国有化されました。
アッサムの詳細は不明ですが、セイロンは1972年の独立の折に国有化したとのこと。
紅茶産業が国有化すると、イギリスはアッサムやセイロンから購入する紅茶の価格が上がってしまいます。
1日に何杯も紅茶を飲む習慣のあるイギリスでは、茶葉の価格は生活にかかわる重要なもの。
安くて品質のいい茶葉は、イギリス人にとって欠かせないものです。
しかし、イギリスは次善の策を用意していました。
あらかじめアフリカのケニア・マラウイに茶園を作り、そちらでも紅茶の栽培を始めていたのです。
そこから数十年が経過した現在では、アッサム茶葉やセイロン茶葉に肩を並べるほど品質の高い紅茶として、人気を集めています。
・・・歴史のお勉強はこのくらいにして、スタッフの感想を見ていきましょう。
ベアトリスティーはこんなお茶。
ベアトリスティーの茶葉。やや細かめのCTC。
抽出後の茶殻。一瞬チョコケーキかと間違えたスタッフ。
水色は鮮やかな赤色(鮮紅色とも)。ワインを思わせる、上品な色合いです。
スタッフの感想
ここからはスタッフの感想をご紹介。
スタッフS
スタッフK
スタッフJ
スタッフA
全体として、ストレートでは酸味が強く、クセのある紅茶でした。
しかしミルクを入れれば、あっさりしたミルクティーとして楽しめるとのことです。
まとめ
新作のベアトリスティーは、鮮やかで赤い水色と新緑のような爽やかな香りが特徴のお茶です。
見た目の大人っぽさからは想像できないような、若く青みのある香りと風味が最大の魅力。
それでいてコクもあるので、特濃牛乳と合わせればすっきりとした後味のミルクティーに仕上がります。
マラウイ紅茶は、イギリスの国内消費を目的に作ら得た紅茶ということもあり、ミルクティーで飲むのに向いています。
イギリスで今はやっているマラウイ紅茶、日本でも広まってほしいです(^^♪
ぜひ試してみてください!