Tea Story
読めばきっと好きになる紅茶のお話
イギリスの老舗百貨店「Harrods(ハロッズ)」。 当店も、このHarrodsでかつて販売されていたシルバーのティーセット(アンティーク)を販売しております。アンティークの話を始める前に、まず、Harrodsの歴史を振り返ってみましょう。
Harrods(ハロッズ)歴史年表
1834 | チャールズ・ヘンリー・ハロッド氏が、ロンドンのイースト・エンドで食品卸売業を開業。 |
1849 | ロンドンのナイツブリッジで、紅茶と食品雑貨の小売店を開店。現在もナイツブリッジに店舗がある。 |
1861 | ハロッズの経営者が、息子のチャールズ・ディグビー・ハロッド氏に交代。世界的な百貨店への大きな躍進を遂げた立役者。 |
1883 | 12月6日に火事で店舗が焼失。より大規模な店舗に再建する好機となる。 |
1893-94 | レディース・メンズのファッション、レストラン、美容室、銀行、不動産などが加わる。 |
1898 | 店内に、イギリスで初となるエスカレーターを設置。 |
1905 | 大改装により、現在も姿を残す、テラコッタのファサードが作られる。約11年かけて完成。 |
1909 | 入り口にドアマンが登場。ハロッズ・グリーンの服を着ていることから、グリーン・マンと呼ばれるように。 |
1920 | ハロッズ・ファクトリーを設立。シューズ、シルバー加工、チョコレートなどの生産を開始。 |
1949 | 創立100周年を記念して、オープン当時の食料品店を館内に再現。 |
1959 | イギリスの百貨店グループ ハウス・オブ・フレーザーに買収される。 |
1975 | 元米大統領のロナルド・レーガン(当時カリフォルニア州知事)からの「象を届けてほしい」という注文に応え、実際に子象を出荷。 |
1985 | モハメド・アルファイド氏が、ハロッズを含むハウス・オブ・フレーザーを6億1500万UKポンドで買収。これにより、ハロッズの経営はイギリス人の手を離れ、現在に至る。 |
[参考] ・Harrods Japan Web Site(http://www.teast.co.jp/harrods/history/) ・ウィキペディア – Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/ハロッズ)
1950~1960年頃までに作られた、ヴィンテージ・ハロッズたち
「王室御用達」として認定されていたころのHarrods。
こうした様々な歴史を経て、世界的な百貨店Harrods(ハロッズ)は今日まで続いてきたのです。 ロンドンティールームが収集しているHarrodsのアンティークティーセットについては、次回の記事でご紹介させていただきます。