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アンティーク

2016.06.20

アンティーク ティーウェアとロンドンティールーム

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ロンドンティールームでも販売しているアンティークについて、ご説明いたします。 ここでは、イギリスのシルバーティーウェアに重点を置いてご説明します。

シルバー製ティーウェアの基本

生産地

イギリス製のシルバー製ティーウェアとなると、その製造元は、シェフィールドとバーミンガムが特に有名です。共にイングランドに属する工業都市で、金属加工業が有名です。

シルバープレートとソリッドシルバー

シルバーは大きく、ソリッドシルバーと、シルバープレートの2つに分けられます。

ソリッドシルバーはいわゆる純銀のことで、シルバープレートは銀メッキのことを指します。通常、ソリッドシルバーの方がより高価で取引されます。

イギリスのソリッドシルバーの製品には全てホールマークと呼ばれる刻印がなされています。このホールマークがあることで、純銀製品であることが保証され、製造された年代も知ることができます。

※ホールマークの一例(上:Mappin & Webb 下:WALKER & HALL) 出典:www.silvercollection.it

イギリスのシルバー文化

イギリスでは、シルバー製ティーウェアを使い続けてきた長い歴史があります。

ホテルや航空、鉄道でも使用されるほか、一般家庭にも広く普及しています。ヴィクトリア調、アールデコといった様式の違いや、使用用途によっても華美な装飾を施したり、シンプルなデザインにしたりと、多種多様なティーウェアが製造され、使用されています。

そうしたシルバーティーウェアの普及とともに、イギリスでは多種多様なティーウェアのメンテナンスの技術やノウハウもまた、同時に蓄積されていきました。

一方の日本では、ティーウェアは陶器が主流です。市場にもそれほど出回っていませんし、当然シルバーティウェアのメンテナンスに需要もないので、そうした技術やノウハウをもった職人にお目にかかることも少ないです。

ロンドンティールームとアンティーク

シルバプレートのティーウェアに絞って販売

ロンドンティールームが取り扱っているシルバーのアンティークはほぼ全てシルバープレートです。ティーウェアが使用により傷んでしまっても、メンテナンスが行えるからです。

先ほどご説明したように、イギリスでは長年シルバーのティーウェアを使用していたため、その修理や改装へのノウハウや技術も十分にありますが、日本国内ではそうはいきません。

ただし、シルバープレートの製品であれば、メッキ業者に依頼して再メッキが可能です。ですので、日本国内でもメンテナンスが可能なシルバープレートに限り、取り扱いをしているのです。

※シルバープレートであっても、アルミなど一部の材質のものは国内でのメッキは難しいです。

メンテナンス

ロンドンティールームでは、仕入れたアンティークティーウェアをそのままの状態で売りに出しておりません。きちんと手入れをし、ティーポットとしてお使い頂ける状態にしてから、販売しています。

70年~100年ほど前に作られたものですから、新品同様とはいきません。

仕入れ時には、見た目は綺麗なティーポットでも、中には茶渋がたまっている事がよくあります。

ティーポットの場合、注ぎ口の部分は茶渋による汚れがひどく、専用のブラシで磨いて茶渋を落とします。茶渋を落としたら、ティーポットに水を入れてカップに注ぎ、水が濁らないことを確認します。

 


(左:ブラシを注ぎ口に入れる直前の様子 右:専用ブラシを注ぎ口の奥まで入れた様子)

ここまで完了して初めて、メッキ業者にティーウェアの再メッキを依頼します。そうして、綺麗に再メッキされたティーウェアを売りに出しているのです。 ティーウェアは、茶器として使用されてこそです。 ですので、ロンドンティールームでは、ティーウェアとしてお使い頂けるように、きちんとメンテナンスをしてから、お客様に販売しているのです。

≪ティーポットのメンテナンスの様子≫

●修理(へこみの修復など)

●再メッキの様子

次回以降の記事では、各種ブランドのご紹介や、アンティーク製品の取り扱いを中心にご説明していきます。

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