Tea Story
読めばきっと好きになる紅茶のお話
前回に続きシルバーのお話です。
今日はイギリスのお屋敷から出てきた未使用のマッピン&ウェッブのティーセットをご紹介します。1940年代頃のものですが、このように未使用のまま保管されていたものはなかなかないそうです。外も中もぴかぴか。
昔はお城や貴族の屋敷などには必ず執事がいて銀器も執事達の手でしっかり手入れされていました。段々そういう人も減ってきて、お手入れが楽な陶器などに変わってくるところが多くなり使わなくなってきちゃったんですね。ホテルなどでも同じです。
そのマッピン&ウェッブのもう一つのお宝をマスターが持って来ました。(私的にはシルバーよりこっちが欲しい・・・・ぼそっ)
1908年の商品カタログ。中は写真じゃなくて全て手書きのイラストです。少しだけご紹介しますね。
こちらはティーセット。
アクセサリーなんかもあります。
こういうの見るの大好きなので何時間でも眺めていられます。本当に細かい部分まで描かれていて写真に見えたりするくらい素晴らしいクオリティ。
当時の人も今の私達と同じように、こういうカタログを見て色々ときめきながら欲しいものを探したりしていたんでしょうね。
最後に1991年にマッピンの副社長さんとバイヤーさんが来日した際の写真を載せておきます。(グレーのスーツはマスターです)