前回に続き、正しいティーバッグの紅茶の淹れ方をご説明致します。 前回はティーマグ(マグカップ)を使った、紅茶の淹れ方をご紹介しましたが、今回はティーポットを使います。
ティーポットでティーバッグ紅茶を淹れる
ティーポットでのティーバッグ紅茶の淹れ方です。リーフタイプの紅茶を淹れる場合と同じ要領です。
1.
ティーポットにティーバッグを入れます。ティーバッグがお湯の勢いで落ちないように、紐を茶漉しに巻き付けておきます。茶漉し付きのティーポットでない場合は、お湯を注ぐときに、紐を指で押さえておきましょう。
容量600ccのティーポットに満タンの紅茶を作る場合、内容量2.5gのティーバッグを3つ入れます。
●POINT●
お湯の分量とティーバッグの内容量に合わせて、ティーバッグの個数を調整します。180~200ccあたり2.5gが標準です。標準より少ない茶葉で紅茶を淹れる場合には、ティーバッグを4つ入れるなど、工夫しましょう。
2.
沸騰直後のお湯をティーポットに注ぎ入れます。
●POINT●
ティーマグの場合と同じく、ヤカンの注ぎ口にティーポットをもっていきます。お湯の温度はすぐに冷めてしまうので、ヤカンを火元から離さないように注意します。紅茶は高温(95度以上)でないと、十分に成分が抽出できません。
3.
ティーポットに蓋をして、茶葉を蒸らします。
蒸らし時間の目安としては、
ストレートで飲む場合 : 1分30秒 ~ 2分00秒 まで
ミルクティーで飲む場合: 2分00秒 ~ 2分30秒 まで
※蒸らしすぎには注意してください。また、ミルクティーで飲む場合の目安は、1杯目からミルクティーで飲むことを前提とした目安です。
4.
蒸らし終わったら、ティーバッグを取り出して、できあがりです。 ティーカップに注いで、お召し上がりください。 ちなみに、ロンドンティールームで取り扱っているティーバッグ紅茶を、ストレート向きとミルクティー向きに分類すると、こうなります。
≪ストレート向き≫ | ≪ミルクティー向き≫ |
・ダージリンティー | ・アッサムティー |
・セイロン・ディンブラティー | ・神戸ブレックファーストティー |
・ジャスミンティー | ・イングリッシュブレンドティー |
・アールグレイティー | ・ロンドンブレックファーストティー |
・アップルティー | ・クイーンマリーティー |
ティーポットでティーバッグ紅茶を淹れる(ミルクティー向き)
ミルクティー向きの紅茶を入れる場合は、紅茶がより濃い味わいになるステンレス製のティーポットがおすすめです。
※写真を差し替えているのみで、具体的な手順は上述のものと同じです。
1.
ティーポットにティーバッグを入れます。ティーバッグの紐は茶漉しに巻き付けておきます。茶漉し付きのティーポットでなければ、お湯を注ぐときに、紐を指で押さえておきましょう。
容量600ccのティーポットに満タンの紅茶を作る場合、内容量2.5gのティーバッグを3つ入れます。
2.
ティーバッグでも、美味しい紅茶は淹れられる!
いかがでしたでしょうか?
ティーマグの場合も、ティーポットの場合も基本は同じです。大事なのは、使用するティーバッグの内容量と個数。
ティーバッグをおいしく淹れられないとお悩みの方は、ティーバッグの内容量とお湯の分量を確認してみてはいかがでしょう。
今回使用したティーポットはこちら▼