Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.11.25

紅茶の国から:秋の森へお散歩に

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2週間ほど前になるのですが、春にブルーベルを見に行った森へ、秋のウォーキングに行ってきました。
今回は英国の秋です。

英国の秋は、まだサマータイムが続く10月中と、標準時間に戻ってからの11月以降はイメージがかなり違います。とにかく、標準時に戻ると途端に、暗い!太陽が低い!寒さは年によりますが、何より、日光が変わったように感じます。
もちろん、太陽はいきなり下がったわけではないのですが、この季節、天気の悪い日が続いて太陽の光をほとんど見ないような日が数日続くと、その間に一気に変化している気がするのです。実際、緯度が高い分、日本よりは差が激しいので、その変化は急激で、肌で感じるほどです。

それでも、太陽が出て晴れた日は、良くも悪くもの斜陽に照らされる紅葉の木々は、とても美しい、です!

こちらは一昨日の近所の街路樹。

さて、森です。幸いにも気持ちよく晴れましたv

実は、行った日は、日本でもニュースに取り上げられたほどの強風が、ロンドンに吹き荒れた日の翌々日でした。
風は明け方吹いたのですが、朝起きるとあちこちで大木が根元から根こそぎ倒れていたり、と凄いことに‥‥。一日中、それらの処理などで道が通行止めになったり、地下鉄の線路にも影響があったりと(ロンドンの地下鉄は結構地上を走っている部分が長い)交通機関も乱れました。

でも、さすが森の中は風もある程度遮られるのか、木が折れているような事は無かったのですが‥‥栗がいっぱい落ちてました(笑)

英国の公園には結構栗の木がたくさん植わっていて、落ちた実をたくさんの人が拾う姿を見ることはあります。(えと、まあ‥‥アジア系の方が多いのですが‥‥)
春に来た時は全く気がつかなかったのですが、この森にも栗の木がたくさんありました‥‥しかも、ここではだーれも拾ってない‥‥。森自体にも全然人いませんけどね(苦笑)
ただ、英国の栗は日本のものよりもずっと小さくて、実もシワが多くて渋皮が入り込んでいるものがほとんどです。ロンドンに来て1年目の時に、スーパーでたくさん売り出したのを見て、栗ご飯でもやるぞ!とウキウキと買ったものの、剥くのに非常に苦労した覚えがあります。それ以来、手を出したことはありません(笑)(栗ご飯が食べたい場合は、すでに渋皮も剥かれて冷凍されて売っているものを使います)

続いて、現れたキノコたち。

そういえば、少し前の新聞に、こういった自然の森の中のキノコが乱獲されて、高く売られているって話が載っていました。
残念ながら、私にはキノコの知識が全くないので、見て楽しんでお終い!

さらに森を進んでいくと‥‥

シカの群れ!さすがに近づいて来ることはありませんが、かなり大きな角のオスもいて、なかなか迫力でした。ほぼ野生なのかなぁ?

お昼を挟んでゆっくり4時間ほど滞在し、そろそろ帰ろうとした3時過ぎには、太陽はもうこんなに低くなっていました。

貴重な秋晴れの日のお散歩でした。

(ロンドン特派員)

 

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