今日はロンドンティールームが特許を取得した2つのティーポットをご紹介させていただきます。
『特許』というのはご存知、その権利を持っている会社などがその発明を独占できる制度。
当店は2種類のティーポットで取得したのですが、申請書類を提出してから長い長い審査期間がありまして(発明したものが海外ですでに出ていないかなども全て調べられます)、なんと認定されるまでに3年の時間がかかりました。
そもそも大昔から存在するティーポットで特許を取ろうなんてなかなか思いつかないと思うのですが、そこはマスターの執念で色々研究を重ねて誰でも簡単においしい紅茶を淹れることができる商品を開発し、この業界では初めてティーポットで特許を取得したそうです。(・・・と嬉しそうに私に語ってくれました)
では早速簡単にご紹介します。まず1つ目はこちら。
発明の名称『茶濾し付ティーポット』
茶漉しが付いたポットはどこにでもありますが、こちらはポットにピッタリ密着した大きな茶漉しがついて、紅茶をおいしく淹れる条件であるジャンピングがしっかりできる構造になっています。(通常の小さな茶漉しではジャンピングは発生しません。)そして内部もとても見やすいので湯量がわかりやすいというのも大きな特徴です。
写真ではわかりにくいのですが、網目もしっかりしていてとっても細かいんですよ。
商品ページの方に詳しくポットの特徴を載せていますので、ご興味のある方は是ぜひぜひご覧下さい。
→特許取得茶漉し付陶器製ティーポット
そして2つ目がこちら
発明の名称『ティーポット』
1つ目と同じようにピッタリ本体に密着した大きな茶漉しがついて、ジャンピングを妨げない工夫が施されています。取っ手付きの茶漉しがしっかりポットにセットできるようになっていて、更にフタも本体と一体化しているのが特徴。
こちらも商品ページにイラストを入れて詳しく載せています。
→茶漉し付ステンレス製ブリティッシュタイプティーポット
簡単に特徴をご説明しましたが、マスター曰く、この2つのティーポットを開発できたのは当時紅茶教室に参加してくれた沢山のお客さまのおかげだったそうです。
実際に教室で本格的な紅茶を淹れてみて、やりにくいと感じた事や素朴な疑問から多くのアイデアが生まれ、そのおかげで誕生しました。
今も紅茶教室を開いているのも、参加して下さる皆さんの率直な意見がすごく参考になるからだそうで・・・
そんなわけで今後もずっと紅茶教室を続けていきますので、沢山の方にご参加いただけたら嬉しいです。