Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2022.08.08

プロ向け紅茶実践講座 レポート 第7弾

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目次

2022年6月 プロ向け紅茶実践講座を開講致しました!

この道40年のプロから学ぶ「プロ向け紅茶実践講座」。

本格的な紅茶の技術を、自分に合った講習内容でマンツーマン実習!

  • 「将来的にカフェを開業したくて、具体的に決めていきたい」
  • 「紅茶教室の講師をしたい(教室を開講したい)」
  • 「運営中の店舗のメニューに本格的な紅茶を導入したい」

本講座ではそうした方を対象に、講師がマンツーマンできっちりと伝授いたします!

「座学は学べても実践的なことを教えてくれる講座がない」、「実店舗をやっているところからノウハウを学びたい」といった需要にお応えしており、これまでにご参加頂いた方から「カフェを開業した」というご報告も複数頂いております。

今回は2022年6月に行われた講座の様子を写真を交えて、簡単に紹介します!

※レポート記事の都合上、講座内容がわかりやすいように順番が前後している箇所がございますので、ご了承下さい。

講座内容

今回ご参加いただいたのは、カフェを経営中のS.A様。

コーヒーについては知識や技術をお持ちなものの、紅茶については不安があるとのこと。特に、ロイヤルミルクティーは「もっとおいしいものをお客様に提供したい」という思いが強く、本講座に臨んで下さいました。

講習時間は3日間、合計約12時間。(※ご受講日のタイミングによっては講座時間が前後する場合もございます。)
マンツーマンの講座なので、ご参加頂いた方のご希望等に合わせてオーダーメイドでカリキュラムを組みます。

A様のお悩みをまとめると、、、

  • 紅茶の基本を学びたい
  • おいしいロイヤルミルクティーのコツ、ポイントを知りたい
  • カフェでロイヤルミルクティーの注文が通ると、他のオーダーに手を付けられない

紅茶の淹れ方の資料も用意しておりますが、このヒアリングを踏まえ、資料外の内容も当店の店舗運営経験を交えてアドバイスをしています。

今回は、ロイヤルミルクティーの作り方を重きを置きつつ、紅茶の基本、各紅茶の特徴に対する理解を深めて頂きました。

では、さっそく講座内容を見ていきましょう。

紅茶の基本

そして、A様のご希望にございました、紅茶の基本についても、講座をさせて頂きました。

おいしい紅茶を淹れる上での重要なポイントを、当店のティーマグ(茶漉し付きマグカップ)およびティーポットで紅茶を淹れる実践を交えて解説しました。

基本的な淹れ方の説明をしたうえで、デモンストレーションを行いました。
まずは講師の手順を実際に間近で見て、流れを掴みます。

ポイントは色々とありますが、中でも特に重要なのが、空気をたっぷり含んだ水(お湯)を使うことと、沸騰直後のお湯を手早くマグに注ぐことです。

この「手早く注ぐ」を身に付けるため、お湯ではなくまずは水を使ってティーマグを使う練習をします。

水を使っての練習が終われば、いよいよ実践。

お湯を使って、実際に紅茶を淹れていきます。

今回は、ディンブラやニルギリ、キーマン、ルフナといった産地ものの紅茶から、イングリッシュブレンドティーやファイブオクロックティーといった、当店のオリジナルミルクティー向きブレンドまで、様々な紅茶を試飲して頂き、紅茶の違いを実感して頂きました。

産地の違いはもちろん、ストレート向きの紅茶はどんなものか、ミルクティー向きの紅茶とはどんなものか、実際に紅茶を淹れ、そして味わいながら、その違いを感じて頂きました。

ロイヤルミルクティーの作り方

ロイヤルミルクティーの作り方の実演

ロイヤルミルクティーへの関心が強いA様。
まずは、ロンドンティールームではどのように毎日ロイヤルミルクティーを作っているのかを実際にご覧頂きました。

お店での仕込みの要領で、当店のマスターが3鍋分をまとめて作る様子を間近でお見せし、流れをつかんでいただきます。

A様は本講座受講前より、当店のロイヤルミルクティーのレシピを確認して頂いていたとのこと。

しかしながら、実際に作り方を目の前で見てみると、新たな発見も多々あったようです。

本ホームページでもロイヤルミルクティーのレシピを公開しておりますが、こちらはあくまでも目安。お使いの調理機器により、火力なども変わってきますので、環境に合わせて調整が必要です。

ロイヤルミルクティーをつくる

作り方の流れやポイントを抑えたら、実践に移ります。

6人分を1鍋で一度に作って頂きます。
普段、お店では1人前ずつで作っているとのことでしたが、一度につくる分量が多い方が、味がまとまりやすいため、おすすめです。

まずはお湯の計量から。
レシピとしては参考として湯量を記載しておりますが、実際にご自身が使用されるカップを基準に計量しましょう。

茶葉はメジャースプーン(ティーキャディースプーン)超山盛りで6杯分を投入し、強火で煮出していきます。

最後まで、最大火力の強火でしっかり煮出すのがポイント。
この煮出しの工程でお湯が蒸発していくため、嵩がへっていきます。この煮出す時間についても使用するコンロの火力によるため、お鍋の中の状態を見て調整することが大切です。

十分に煮出し終えたら牛乳を加えます。使用する牛乳は乳脂肪分4.0以上のものを使用します。
この後も引き続き、最大火力で煮込み、さらに茶葉の旨みを引き出します。

吹きこぼれる寸前まで、しっかりと煮出します。

火を止めたら、茶葉を漉して、完成です。できあがったミルクティーは実際に試飲して頂きました。

普段から当店のレシピを参考にして頂いているA様にとっても、講師から指導を受けながら作ると様々な気づきもあったようです。

ロンドンティールームではインターネット上でもレシピを公開しておりますが、レシピだけではわかりづらい細かなポイントやコツなどが学べるのもマンツーマンで学べる本講座だからこそ。「正解が分からない」状態を解消します。

スパイスを使ったアレンジ

そして、このたっぷりと作ったロイヤルミルクティーを活用した簡単にできるアレンジレシピについても、お伝えしました!

今回、お伝えしたのは、以下の5種類!

・ジンジャーミルクティー
・マサラミルクティー
・シナモンミルクティー
・アニスミルクティー
・ミントミルクティー

ひとつひとつ作り方を教えながら実践して頂き、試飲して頂きました。
講師が隣に立って、コツやポイントを説明しながらの実践で、気になった箇所はすぐに質問できる体制です。

アレンジ方法を知ることで、お店のメニューの幅が広がりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回の講座はA様は「紅茶の基本」「ロイヤルミルクティー」に的を絞ったうえで実践講座を行い、さらにはA様の現状の店舗でお悩みを聞きながら、長年紅茶専門店を経営してきたロンドンティールームのマスターである金川より、経営面でのアドバイスを行いました。

先にも述べたように、プロ講座ではおひとりおひとりに合わせた形で講習を実施します。
ロンドンティールームマスターである金川は、当店の前身となる店舗とあわせると45年にもわたって喫茶業を経営しており、路面店や百貨店などへの出店など多店舗運営も行ってきました。
喫茶業に長年携わってきた生の声が聞けるのが、この講座の最大の特徴のひとつです。

短い講習時間をフル活用して頂くためにも前もってご質問内容などをご用意いただくと、よりご希望に合わせた講座内容や多くのアドバイスをすることもできます。
「こういうことが知りたい!」「こういうことを学びたい!」などがあれば、ぜひ積極的にご質問頂いたければありがたいです!

最後になりましたが、A様、本当にありがとうございました!今回の講座が、今後のA様の店舗運営における助けになりましたら、幸いです。

プロ向け紅茶教室のご応募はこちらから

カフェの個人開業や、企業での飲食店経営事業立ち上げによる受講も大歓迎です!

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