毎日の紅茶勉強
紅茶教室の講師のステップアップのために、毎日勉強会を行っています。
紅茶を淹れる技術だけでなく、何故このような手順で進めるのか、その理論も併せて学んでいます。運転免許の取得に学科と実技の両方が必要であるのと同じく、私たち講師にとっても、その両方が大事だと考えているからです。
現在スタッフ3名で紅茶教室を開講しております。
今迄は、紅茶教室は講師1人で実施していましたが、それにはどうしても限界を感じていたそうです。
教室に来られるお客様は十人十色。紅茶についての知識や興味の度合いも人それぞれ。
そのため、講義を進めていても、講師による説明の理解度にも差がでてきてしまいます。講師1人による講義だと、すべての受講者の様子を把握するのは難しく、授業の内容についてこれない人は置いていく形になっていました。
そこで、当店マスターの提案により、講師数名による教室を開講することになりました。
複数人で教室をすることで、1人の講師が説明している間に、残りのメンバーが受講者の様子を見て、フォローすることができます。また、講師もベテランではなく、受講者に近い新米が担当することで、初心者の方にも寄り添って教えることができるのです。
今迄の紅茶教室の「教えてやる」というスタイルではなく、「一緒にやりましょう」と皆さんの目線に合わせた教室が可能です。
3名だからこそできる、スタッフ同士のチェック
教室では、当店のマスターから教わったことをそっくりそのまま皆様にお伝えすることはしません。
マスターの理論を、納得できるまでスタッフ同士で「ああでもない」「こうでもない」と議論しながら、実際に検証しています。
これも1人はなく、3人だからこそ、できることです。仲間がいるからこそ、向上心が生まれ、お互い高め合うことができるのです。
こうしたマスターの提案により始まった紅茶教室は、受講生1人1人を見ることができ、いい結果が出せているように感じます。ですが、それに満足せず、上を目指して日々勉強を続けています。