Tea Story
読めばきっと好きになる紅茶のお話
前回に続いて、ロイヤル・ワラントのお話を少しだけ・・・。
さて、実際に厳しい審査を通って御用達業者として紋章を与えられても、それはあくまでも王室から貸し出されているもの。業者は実際にどの商品が御用達なのかということは公表できないし、御用達であることを大々的に宣伝してもいけないという厳しいルールがあります。
なので、もしスーパーなどで御用達マークがついている商品を見つけても、王室でその商品そのものが使われている(お口に入っている)とは限らないのです。残念。
王室ご用達の会社。
ところで、王室に収めている紅茶として認定されている会社はどこかご存知でしょうか?
日本でもおなじみに会社だと
・トワイニング
・フォートナム&メイソン
・H.R.ヒギンス
・メルローズ
・ヨークシャーティー などが挙げられます。
ヨークシャーティーは日本でもよく目にしますが、御用達となったのはごく最近の2009年の事だそうです。H.R.ヒギンスは紅茶だけではなくコーヒーでも有名ですが、実際に王室にはどちらを収めているんでしょうね。
そして紅茶と言えば日本でも最も有名なトワイニングとフォーナム&メイソン。この2社は1700年初頭のほぼ同時期に創業し(トワイニングが1年だけ早い1706年創業)、どちらも150年以上も前にすでに御用達の称号を授与されています。
かれこれ300年以上も前に創業し、今も王室だけではなく世界中で愛され続けているなんて本当にすごいことですよね。
英国のロイヤルファミリーの皆様はどのように紅茶を楽しんでいらっしゃるのでしょうか。(やはりミルクティー?)そのあたりもとても気になります。