ロイヤルミルクティーの達人は全国にいる
「ロイヤルミルクティー」という名称は、知らない方がいないくらい一般的なメニューになったと感じています。
TwitterやYouTubeを見ていても、紅茶業界の方だけではなく本当に色んな業種の方々が独自のロイヤルミルクティーのレシピを公開しているのを見かけます。その手法も使うものも本当に様々です。
それだけロイヤルミルクティーというメニュー自体が色んな方々に広く浸透し、またロイヤルミルクティーの達人として発信して更に広めようと頑張っておられる方がいることに、私はとても嬉しさを感じています。
ロイヤルミルクティーの定着に向けて始めたレシピ全面公開
私がYouTubeで「ロイヤルミルクティー」の作り方を全面公開したのは2008年。
もっと「ロイヤルミルクティー」が広まって欲しいと思い、YouTubeでの動画公開に踏み切りました。
2008年当時、ロイヤルミルクティーのレシピを動画にして公開していたところは恐らく他になかったように記憶しています。
おかげさまで2人前のレシピは2020年10月現在で15万回以上再生していただいています。
看板メニューであるレシピの一部始終を包み隠さず公開するというのは、飲食業の中でもなかなか珍しいと思います。
以前の記事「「ロイヤルミルクティー」のレシピを企業秘密にしない理由」でもお話しましたが、ロンドンティールームは基本的に企業秘密を作りません。
ロイヤルミルクティーのレシピを惜しみなく公開しているのは、もっともっと「ロイヤルミルクティー」が全国的に広く定着して欲しいという想いが強くあるからです。
その上で、「やっぱり本家のロイヤルミルクティーは美味しい」と思って頂けるように常に追求し続けています。
私としては、ロイヤルミルクティーには「絶対にこうでなければならない」というものはなく、色んな料理と同様に多種多様なレシピが存在して良いと考えています。
私自身が追求した上で最も美味しいと感じたレシピがロンドンティールーム流のロイヤルミルクティーであるように、皆様それぞれが一番美味しいと思うロイヤルミルクティーのレシピを追求していくことが、ひいては紅茶業界全体の盛り上がりになると思っています。
ロイヤルミルクティーの達人がもっと増えてほしい
強い言葉になるかもしれませんが、私の目標は「打倒!ペットボトル」です。
もちろん、便利ですぐ手に入るペットボトルの飲料自体を否定したいわけではありません。
ただ、今までその味に満足してたけれど、人が手作りしたロイヤルミルクティーの美味しさに感動したという方が一人でも多く増えたらという想いが強くあるのです。
そのためにはもっともっとロイヤルミルクティーの達人が増えて、多くの人が手作りのロイヤルミルクティーに触れる機会が多くなる必要があります。
そうしてロイヤルミルクティーというメニューについて話題になってくれる機会が更に増えてくれたら本当に嬉しい事だと思っています。
ロイヤルミルクティーの極意をお伝えしています。
ロンドンティールームでは、カフェの開業を考えている方など向けに「プロ向け紅茶実践講座」も開講しています。
これも「ロイヤルミルクティーを作る人が全国的に広まってくれたら!」という想いから。
ブログでご紹介できていない方も含めると、全国から本当に多くの方が受講しに来てくださっています。
それだけ当店のロイヤルミルクティーの広まりを実感していると共に、受講して下さった方が更に広めてくださっているんだと感謝しています。
元祖ロイヤルミルクティーの生みの親として本家本元の名に恥じぬよう私自身も精進していくと共に、もっと達人が増えてくれるようこれからも活動を続けていきます。