Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2022.07.31

ティファニーのシルバーポットのマークについて

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目次

アンティーク製品に刻まれているマークについて

ロンドンティールームでは、Mappin & Webb やHarrods, Christofleなど様々なブランドの銀製品(ティーセット)を取り扱っています。

この記事では、Tiffany(ティファニー)のティーセットの底裏に刻まれているマークについて、簡単に紹介させて頂きます。

ティファニーのマークの慣習について

ティファニーの初期の作品は、ティファニーに銀器を供給したメーカーや製造者が、ティファニーのマークだけでなく、独自のマークも付けていました。

1870年頃に、ティファニー社がMoore silversmithing 社を吸収したことで、ティファニーは自社内で銀器を製造するようになりました。それ以降、1960年頃までの作品では、アート・ディレクターや社長のイニシャルを入れるのが慣例になったようです。

いくつか事例を見てみましょう。

メーカーズマークの事例

▲ティファニーのマーク事例(出典:ASCAS https://www.ascasonline.org/articolotiffany.html)

国立民族博物館 マドリード 1842年

A – 1848年頃~1852年 ティファニー、ヤング&エリス(J.C.ムーア、製作者)
B – 1853年(J.C.ムーア、製作者)
C – 1854年頃~1870年(J.C.ムーア&サン、製作者)
D – 1873年~1891年(エドワード・ムーア監督時代)
E – 1892年~1902年(チャールズ・L・ティファニーの取締役職)
F – 1902 ~ 1907 (チャールズ T. クックの取締役)
G – 1907年~1947年(ジョン・C・ムーアII氏の取締役職)
H – 1947 ~ 1956 (Louis deBebian Mooreの取締役職)
I – 1956年~1965年頃(ウィリアム・T・ラスクの取締役職)
J – 1965年頃~現在

ロンドンティールームにおけるティファニー製シルバーティーセットの取り扱い

以上の事例については、参考程度と認識しておくのがよいでしょう。

同じマークを見つけた際には、作られた時代に思いをはせて楽しむのも素敵ですね。

ロンドンティールームでも、ティファニー社製のティーポット、ティーセットを多数取り揃えております。
底面のマークについても写真をお取りして掲載しておりますので、よければ確認してみて下さいね。
※マークが見づらいものもございます。

Tiffany社製ティーセットはこちらから

公式オンラインショップまたは楽天市場にて、ご注文頂けます

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