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店主の独り言

「ティーハウスムジカ」堀江店主との想い出

日本で紅茶といえば-
やはり一番に思いつくのは、「ティーハウス・ムジカ」という有名なお店の店主堀江さんです。

ティーハウスムジカ堀江さんとエステートを巡った思い出▲左の写真が「ティーハウス・ムジカ」の店主 堀江さん。

私はロンドンティールームを開店する前、この「ティーハウス・ムジカ」で修業をしていました。
この修業時代、私にとっての一番の想い出は、ムジカに入店した時期に堀江さんと2人でセイロンへエステート廻りをしたことです。

ティーハウスムジカ堀江さんとエステートを巡った思い出▲セイロンのエステート巡りをしている時の写真。

その中で「原茶」-いわゆる「農作物としての茶葉」の”テイスティング”を体験しました。
私はこのテイスティングを体験した時、とてもじゃないがテイスターにはなることが出来ないと実感しました。

テイスターは”神の領域”であると実感

“テイスター”は、非常に難しい仕事です。
テイスターをするためには技術はもちろんのこと、それ以上に人間の「五感」が要求されます。

原茶は「農作物」であり、収穫した年の天候や収穫時季、土壌の状態によって出来が左右されます。
非常に複雑で繊細で難しい「原茶」は、厳しい食生活の条件を守った上で、研ぎ澄まされた舌でもって初めてそれぞれの価値を見出すことができるのです。
これは決して容易なことではありません。
詳細記事:ティーブレンダーという職業について

堀江さんは私に「茶商になるのが夢だ」と語ってくれていました。
私はそんな堀江さんを常々すごいと感じていました。

そんな堀江さんをもってしても、「10年やっても奥が深く、まだまだ経験が必要だ」と聞かされ、「誰でも出来る仕事ではない。私には無理だ。」と悟りました。

このテイスターの技術は紅茶の買い付けを生業としている人の仕事であり、私などがやることではない、私には私の道があるだろうと視点をシフトしたのが、私が「英国紅茶」へと舵を切ったきっかけとなったのです。

視点を変え、「私の道」へ

私の道。
それは「ブレンドされた紅茶の味を極める」ことだと決意しました。

通年同じ味を楽しめるようにするのが「ブレンド」です。
・よりミルクティーにあうように
・ストレートで飲んだ時に雑味を感じにくいように
・安定した味・品質・価格で常にご提供できるように
・飲まれる地域の水に合うように
このように飲みやすく美味しく紅茶を飲んでいただくために必要なのが「ブレンド」という工程です。

また、私の根底には「美味しいミルクティーが飲みたい」というものがありました。
英国にはミルクティーで紅茶を飲む文化があります。
そして紅茶を1日に何回も楽しむ文化も根づいていました。

そうしたことから、生産国であるスリランカから消費国である英国の紅茶へと視点を変えて、私は英国へ紅茶の旅をすることになりました。

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