Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2016.07.18

ティーバッグの正しい淹れ方①ティーカップではなくマグカップを使う

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ティーバッグでおいしい紅茶を淹れられない・・・とお悩みの方、いらっしゃいませんか? 原因は、ティーバッグの淹れ方にあるかもしれません。そこで、今回はティーバッグを使った、正しい紅茶の淹れ方をご説明します。

目次

ティーバッグの基本

■ティーバッグの内容量には注意を■

※分量をわかりやすくするため、ティーカップを用いております。

紅茶で大事なことは、茶葉とお湯の分量です。 リーフの茶葉の場合、基本的にティーカップ1杯に対して、メジャースプーン(ティーキャディー)中山盛り1杯分(およそ3.5g)が適量です。 ティーバッグの場合、内容量が2.5gのものが標準です。ティーカップ1杯分(約180cc~200cc)に対して、ティーバッグ1つが適量です。中には、通常より分量の少ないティーバッグもありますので、使用前に内容量の確認をしておきましょう。

■ティーバッグは、底の深いマグカップで淹れる■

ティーバッグは、底の深いマグカップで淹れましょう。沸騰直後のお湯を勢いよく注ぐと、お湯が撥ねて危険です。底の深いマグカップを使うことで、お湯が撥ねる心配がなく、高温のお湯を勢いよく注ぐことができます。

ティーバッグでやってはいけない3つのNG行為

気軽に紅茶を淹れられるティーバッグ、間違った淹れ方をしていませんか? ティーバッグを使う際のやってはいけないことをご説明します。

  • ティーバッグを破る
  • ティーカップにティーバッグを入れる
  • お湯をカップに入れてから、ティーバッグを入れる

■「ティーバッグを破る」はNG■

ティーバッグを破って、リーフタイプの茶葉のように使ってはいけません。ティーバッグは、メーカーがティーバッグの状態でおいしい紅茶ができるように調節して作っています。ですから、ティーバッグを破って中の茶葉を使っても、通常のリーフタイプの茶葉と同じように抽出できるわけではありません。

■「ティーカップにティーバッグを入れる」はNG■

ティーカップは底が浅く、口が広いため、そこに直接お湯を注ぐとお湯が撥ねてしまいます。紅茶に使うお湯は高温ですから、ヤケドのおそれもあり、非常に危険です。 また、お湯が撥ねるのを恐れて、ゆっくりと注いでしまうと、その間にもお湯の温度が下がってしまい、おいしい紅茶になりません。

■「お湯をカップに入れてから、ティーバッグを入れる」はNG■

初めにカップにお湯を入れておき、そこへティーバッグを投入してはいけません。なぜなら、ティーバッグを入れるまでの間に、お湯の温度がどんどん冷めてしまうからです。紅茶は高温(95℃以上)でなければ、成分が充分に抽出されず、おいしくなりません。

 

底の深いマグカップにティーバッグを入れ、高温のお湯を勢いよく注ぐ。これがティーバッグで、おいしい紅茶をつくる一番のコツです。

ティーバッグを使った紅茶の淹れ方

以上を踏まえて、ティーバッグを使った、正しい紅茶の淹れ方を見ていきましょう。先程のポイントを抑えていれば、特に難しいことはありません。

●ティーマグでティーバッグ紅茶を淹れる


1.

底の深いティーマグ(マグカップ)にティーバッグを入れます。 お湯を注いだ時に落ちないように、ティーバッグの紐は茶漉しの持ち手部分に巻き付けておくといいでしょう。茶漉し付きのティーマグでない場合は、お湯を注ぐときに、紐を指で押さえておきます。

●POINT●

180cc~200ccあたり、2.5gのティーバッグ1つが適量です。 内容量が標準の2.5gに満たないティーバッグの場合、使用する個数を増やすなどの工夫をして、薄い紅茶にならないように気を付けます。


2.

沸騰直後のお湯をティーマグに注ぎ込みます。

●POINT●

お湯の温度はすぐに下がります。ですので、写真のように、火元からヤカンを離さず、注ぎ口にカップを近づけてお湯を入れます。


3.

マグカップに蓋をして、茶葉を蒸らします。 専用の蓋がない場合はソーサーを蓋代わりに使ってもかまいません。


4.

蒸らし終わったら、ティーバッグを取り出します。


5.

おいしいティーバッグ紅茶のできあがりです。


いかがでしたでしょうか? ティーカップではなくマグカップを使うこと、使用するティーバッグの内容量に注意を払うこと、この2点を抑えれば、ティーバッグでも十分においしい紅茶を淹れることができます。皆様もぜひ一度、お試しください。

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次回は、ティーバッグの、ティーポットを使った淹れ方をご説明いたします。

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