Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2022.11.10

現役スタッフに聞いてみた。①

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ロンドンティールームでは「紅茶のプロ」を積極採用中!

でも、どんなお店なのか、どんな働き方で出来るのか、求人ページだけではなかなか伝わり辛いなぁと感じてもいました。

ということで!

今回は現在当店でホール・キッチンでお仕事をしながら、紅茶教室の講師も担当していたスタッフNさんにインタビューしてみました!

Nさんは残念ながら、この度当店を卒業することに…。最後にご経験を活かして、ロンドンティールームでのお仕事について語っていただきます。

ロンドンティールームで働いたら、どんなことが出来るのか。どんなことが学べるのか。

このインタビュー記事を通して参考にしていただけたらと思います!

 

飲食経験ゼロからの挑戦

紅茶のお店で働きたい!と思ったきっかけはありますか?

紅茶が好きで、自分でもお店を持ちたくて。そのために、まず紅茶のお仕事をして修業したいと思ったからです。

 

「仕事にしたい」と思ったのにも、何かきっかけはあったんですか?

前職の話なんですけど、周りに好きなことを仕事にしている人が多かったんです。

それに影響されて、自分の好きなことを考えたら、紅茶かなと。

それで紅茶を仕事にしようと思いました。

 

普段は、どんなお仕事をされていますか?

基本は、ホールのお仕事をメインでしています。

お客様を席にご案内したりオーダーをとったり、料理を運んだりが基本ですね。

時々、お客様からの質問に答えることもあります。

おすすめのお茶や、料理に合うお茶を聞かれることが多いです。

あとは、定期的に開催している紅茶教室の講師も担当しています。

 

ちなみに、それまで飲食業で働いた経験は…?

実はロンドンティールームに来るまで、全然経験がなくって。アルバイトしたこともないですね。

それでも将来のことを考えたら、チャレンジするのは早い方がいいと思って飛び込みました。

経験がなかったので、初めはホールスタッフからでしたね。

 

紅茶を教える「紅茶のプロ」に

はじめはホールスタッフから入ったと聞いていますが、どうして紅茶教室の講師に?

もともと紅茶教室は、ロンドンティールームのマスター1人で開催していたんです。

マスターは経験豊富な紅茶のプロですが、「お店のオーナーが直接教える」という形だとお客さんが身構えてしまいがちで。

それに講師が1人だと、結局毎回同じ話しかできなくてマンネリ化するという悩みもあったみたいなんです。

なるほど。それで、今のような「スタッフが講師」という形になったんですね。

そうなんです。

マスターが考えたのが、「ちょっとだけ紅茶に詳しい」って言う立場のスタッフ数名が講師になることで、お客さんにとっても、よりカジュアルに参加しやすくなるんじゃないかって。

元々ホールスタッフだった自分が適任だろうということで、抜擢されて講師になりました。

 

紅茶教室の講師は、どんなお仕事なんですか?

紅茶が好きな人に紅茶の淹れ方を教えたり、本格的にお店を出したい人には経営のノウハウも含めて教えたりしています。

 

教室といっても、2種類あるんですね。

紅茶が好きな人、趣味として楽しんでいる人には「紅茶教室」、プロとして紅茶のお店を出す人には「プロ講座」と区別しています。

一般向けの紅茶教室は「教室」と名前は言っていますが、一般的な教室のような「講師」と「受講者」という位置づけではなく、もう少しカジュアルな…。

いってしまえば一種の「サークル」みたいな感じの雰囲気で、気軽に楽しく紅茶を学ぼうっていう形で開催しています。

そのおかげか、毎回参加してくれるリピーターの方もいらっしゃるんです。

プロ講座はもっと本格的に踏み込んだ内容ですね。

紅茶の種類や美味しさを最大限に引き出せる淹れ方を広く学んでいただくのはもちろん、お店の作り方や運営方法なども深く学べる講座になっています。

 

紅茶教室の講師のやりがいを教えてください。

お客さんの反応を見る機会が増えることですね。

お客さんの生の反応が見られますし、良かった、美味しかった、と言ってもらえるのは嬉しいです。

紅茶教室でのお客さんとのコミュニケーションは、ホールをやるだけでは得られない反応をもらえるチャンスと考えていて、将来、自分のお店を持つ上で大きな意義があると感じています。

 

初めての飲食業は、挑戦でいっぱい

日々の仕事の中で心がけていることは?

お客様やスタッフとお話するとき、相手に合わせた伝え方をするようにしています。

言葉のチョイス、自分のふるまいや態度一つで、相手の印象はビックリするくらい変わるので。

相手に寄り添うのが難しいときも多いですが、伝え方は常に気にしています。

 

逆に、大変だと感じることはありますか?

お客さんが多いときは、やっぱり大変ですね。

ホールでもキッチンでも、提供を速くするための工夫をしています。

後は考えるべきことに集中して、無心になってやるだけ。いつも「やるしかない!」と思ってやっています。

大変だけど、終わった後は充実感や達成感がありますね。

 

お店に入ってから、新しく挑戦したことは?

前職はまったく別の業種だったし、飲食店の経験もなかったので、全部が新しい挑戦でした。

新しいことを頼まれたときは不安でしたし、緊張しました。

でも、やっていくうちにいろいろ身についてきて、自分にプラスになるとわかってきて。

やること全部が自分の身になるとわかってからは、新しいことを引き受けるときに「やるか!」って思えるようになりました。

 

働く中で、どんなことを学びましたか?

お店を運営し続けていくのに必要な、ビジネスの観点を学べました。

好きなことを仕事にするのは、好きなことだけしていればいいわけじゃない。

紅茶の知識や技術の勉強だけしていても、紅茶屋さんはできないんです。

紅茶教室の講師は、やっていてすごく学びが多かったですね。

お客様の疑問に思うポイントってホールにいるだけではなかなか分かりづらいんですけど、紅茶教室ではガンガン質問していただけるので。

そういう部分も、お店をやる上ではプラスに活かせるんじゃないかなと感じます。

あとは、紅茶教室の講師をやることによって、マスターから「店を続けていく上での必要な考え方」を聞く機会もたくさんいただけたんです。

特にプロ講座の講師は、受講者の方の様々なケースを知ることができたり、お悩みやご相談に対するマスターのアドバイスを聞けたことは物凄くタメになることばかりでしたね。

 

メッセージ

今後の目標や、やりたいことについて教えてください。

最終的には、自分のお店を持ちたいですね。

まだ具体的な道のりは見えていないけど、今やっていることはすべてそこにつながると思います。

 

お店をやりたい人に向けて一言お願いします。

自分のお店をやりたいと思っている人は、現場で働くことに意味があると思っています。

実際に店の一員として働くことで知識を付けて、経営のこと業界のことを知って。

今あるものを知ることで、自分だけの新しいスタイルを思いつくきっかけになるんじゃないんでしょうか。

それとお店に入るなら、若いうちがおすすめです。自分も24歳の時に入りました。

年齢が上になっても働き始めることはできるし、お店を持つこと自体は可能です。

でもやっぱりチャンスは少ないし、動きにくくもなる。

「人生で今が一番若い」ともいいますし、興味があって、チャンスがあるなら、飛び込むべきかなと。

最後に、メッセージをお願いします。

自分で何かしたい、お店を始めたいと思う人には、ピッタリの環境だと思います。

お店をやりたい!と思う人は、どんどん来てください!

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