Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.05.10

紅茶の国から:英国、「甘くない」お菓子事情

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やっと長い長い冬が終わって、ついに春がっ!と思ったら一足飛びに夏の様な気候がやってきたロンドンです。
そんな中、当家にはちょっと長めにお客さんが来ていて、あちこちと出かけまくっていたので更新がすっかり遅くなってしまいました。
ガーデン好きの方だったので、あちこちと郊外のガーデンへ行って、そこティータイムもしまくったので、そんな内容には事欠かないのですが、最近その手の話ばかり続いているので、今回はちょっと置いといて‥‥日常ネタで「甘くない」お菓子の話です。

日本をご存じのこちらの方に、日本からのお土産と言ってお菓子を渡すと「Sweet or Savory?」と聞かれることがあります。
Sweetと言うと、食べて甘いお菓子を全て指します。ビスケットはもちろんチョコレートやアメもこれです。(キャンディーというのはアメリカンだそうで‥‥)
反対にSavory(セイボリー)というと、まず代表がクリスプスと言われるポテトチップス(因みに、チップスというとフライドポテトになってしまう)その他、クラッカーなど、要するにしょっぱい、もしくは辛い味のお菓子はこれになります。
日本にはお煎餅やあられといった、塩辛いお菓子がたくさんありますからね~。 因みにこちらのスーパーにも「Japanese style cracker」という名前で売っています。

まずは、セイボリーの王道クリスプス。

どんなメーカーのどんな種類のものにも、大抵あると言っていいフレーバーが、ソルト、ソルト&ビネガー、チーズ&オニオンの3つです。
実は、初めてこちらで、このソルト&ビネガーのクリスプスを食べたときは衝撃でした。も~、めちゃめちゃ酸っぱくて、ひ~!ってなったのを覚えてます。多分、すっぱムーチョよりも酸っぱかった!
‥‥ところが、今では一番好きなのがこのソルト&ビネガーで、先日遊びに来ていた妹もこれの虜になり、いっぱい買って持って帰りました。
日本の一袋程度のものもたくさん売っていますが、主流はどちらかというと、小袋入り(25gくらい)で、それが6袋~36袋とか入った大きな袋のものまであります。安売りがあると、ついつい買ってしまい、家に常備してしまうものの1つです。

日本にもある、プリングルスもたくさん売っています。
因みに、先日少しネタにした英国の消費税(VAT)ですが、クリスプスは課税対象になっています。
‥‥が!プリングルスはなんと英国ではビスケット扱いで非課税なんです。これは数年前にプリングルスの製造元が裁判を起こして、プリングルスは一度イモを潰して練って形成しているからビスケットだ!という主張が通ったため。
このニュースを聞いた時には、ちょっと無茶なと思いつつ、これでプリングルスがもっと安くなる!と期待したのに‥‥全然ならなかったのは何故だ!

さて、他のしょっぱい系お菓子には、クラッカーやブレッドスティック(グリッシーニ)などもたくさんあるのですが、最近なにやらブームなのか増えているのが、クリスプブレッドとか言われるこれらのもの。

クラッカーのようなものに、ナッツやフルーツがガッツリ入っています。

こちらはエメンタールチーズ&パンプキンシードのもの。
食感はかなり堅めのものが多いのですが、いろいろ入っているせいで、噛んでいると味があり、何となくヘルシーな感じで‥‥確かに惹かれる(笑)
値段は2ポンドから3ポンドと決して安くはないのですが、つい、いろんな種類を試してみたくて手が出てしまっています‥‥。

(ロンドン特派員)

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