世界最高級のラグジュアリーホテル The Ritz-Carlton
言わずと知れた最高級五つ星ホテルの一つである「ザ・リッツ・カールトン」。
「ザ・リッツ・カールトン」といえば、ライオンと王冠で構成されたロゴマークが非常に象徴的です。
ロゴマークについて、オフィシャルサイトでは以下のように説明されています。
優雅、洗練、そして気品を表すシンボル
1965年、ザ・リッツ・カールトン ボストンのオーナーである、キャボット、キャボット&フォーブスは、ライオンと王冠の2つの印象的な要素を組み合わせたロゴを考案しました。
崇高さを象徴する王冠と富を表現するライオンは、ザ・リッツ・カールトンの象徴的なしるしとして認められるとともに、優雅さと洗練さを体現し続けています。
「ザ・リッツ・カールトン」の出資会社である保険会社のロゴマークがライオンであったようで、そこに英国王室の印章である王冠を組み合わせたロゴデザインです。
百獣の王と英国王室のシンボルが一体となったロゴマークは、まさに「ホテル界の王」とよばれるに相応しい品格を感じさせます。
この記事では、ロンドンティールームで所持している「ザ・リッツ・カールトン」のロゴマークを冠したアンティークポットの中でも、特に貴重なものを一部ご紹介します!
ザ・リッツ・カールトン アンティークコレクション
まずは、フタのツマミ部分が立体的なロゴマークになっているティーポットです。
ティーポット自体は非常にシンプルなホテルスタイルのデザインです。
「ザ・リッツ・カールトン」の象徴的なライオンと王冠のロゴマークはとても存在感があり、シンプルなティーポット本体に非常に映えます。
こちらもフタのつまみ部分が立体的なライオンのロゴマークになっているティーポットです。
先ほどご紹介したものより一回りほど小ぶりで、1人用サイズです。
シンプルながらも、ロゴマークのライオンが印象深いデザインとなっています。
先ほどのティーポットとは、取っ手のデザインが違う商品です。
取っ手のフォルムに直線や角が入っていることから、先ほどのティーポットよりは少しシャープな印象を感じます。
次はコーヒーポットのご紹介です。
シンプルなホテルスタイルのコーヒーポットのフタ部分に、立体的なライオンのロゴマークがあしらわれています。
ティーポットとデザインは同じでも、背丈が高いコーヒーポットだとまた違う印象を受けます。
ボディ部分に、リッツ・カールトンのロゴの印章が大胆にあしらわれているコーヒーポットです。
品格の高さを感じさせるロゴマークが、コーヒーポットに唯一無二の重厚感を与えています。
ボディにリッツ・カールトンのロゴマークが彫刻されたコーヒーポットです。
「BOSTON」と記載されているように、こちらのコーヒーポットはリッツ・カールトンが開業して初めてのホテルである「ザ・リッツ・カールトン・ボストン」のものです。
現在はインドの「タージ・ホテルズ」に買収され、名称も「タージ・ボストン」に変わったことから、「ザ・リッツ・カールトン・ボストン」の名前が刻まれたコーヒーポットは非常に貴重であると言えます。
最後にシュガーポットのご紹介です。取っ手のフォルムはティーポットと同様、2パターンあります。
ティーポットやコーヒーポットのデザインと違い、こちらのロゴマークは正面を向いたデザインです。
今回ご紹介している商品は当店が所持しているものの一部ではありますが、1900年代末頃から色々な伝手を辿りながらコツコツと集めてきたコレクションは圧巻の一言です。
なにぶん100年以上前のものですから真偽は確かではありませんが、セラーの話によると当店が所持しているものの中にはリッツ・カールトンの上得意に寄贈されたものもあるのではないか、という話でした。
創業者のこだわりもあったのか当時の「ザ・リッツ・カールトン」ではシルバーのティーポットやコーヒーポットでサーブされていましたが、経営会社の変遷や手入れの大変さによる人件費の削減など、時代の流れと共に提供用のポットは陶器へと取って代わるようになってしまいました。
シルバーのポットはひっそりとアンティークの市場に流れていたようですがそれも1900年代末頃の話で、シンボリックなポットは今では本当に見かけなくなりました。
また貴重なティーポットがご紹介できそうになれば、引き続きブログなどでご案内していきたいと思います!