Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.09.18

老舗ティーハウス「ムジカ」へ行ってきました

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日本で初めて本格的にポットで紅茶を出したお店、そして紅茶専門店で始めてチャイを出したお店『ムジカ』。
紅茶がお好きな方ならご存知の方も多いのではないでしょうか?
1952年の創業以来、長い間愛され続けたこのお店が今月の25日で閉店してしまうとの事で、昨日マネージャーとスタッフ数名でお店にお邪魔して来ました。

店内には長年コレクションされた紅茶缶やパッケージ、雑貨やティーポットなどが沢山飾られていて見ているだけでも楽しいです。昨日は平日のお昼間にも関わらず、沢山のお客様がいらっしゃっていてとても賑わっていました。常連さんも多いでしょうね。

ケーキセットにスコーンセット・・・マスターのおごり、わーい。とってもおいしかったです。

ここでムジカさんの歴史をさらっと。
元々は1952年に今の店主のお父様が始められた音楽喫茶「Tea Salone Musica」が始まり。木造でとても雰囲気のあるお店だったそうです。
その雰囲気を残しつつ、インド、スリランカを中心とした紅茶の専門店として今の店主である堀江さんがオープンさせたのがムジカ1号店。

その1号店で当店のマスターが4年間働いていたのですが、その修行時代の事は以前 こちらの記事 でご紹介していますのでよろしければご覧下さい。

お店に行くきっかけになった話をマスターに聞くと、なんと今の奥様であるマネージャーにお気に入りの場所があると連れて行ってもらったのが最初だそうで・・・元々はマネージャーが大好きだったお店だったそうです。(まさかこんな胸キュン話に発展するとは想像しておりませんでした)
当時コーヒーばかり飲んでいたマスターは、初めてムジカへ行った際に「レモンティー」を頼んだとか。もちろんありません(笑)
マスターはこの1号店のゆっくりくつろげる居心地のいい雰囲気が大好きだったそうで、そのお店への想いやムジカで働いていた時に学んだ精神が今のロンドンティールームのお店作りにもつながっていると熱く語っておりました。

ムジカはその後何度か移転し、現在は北区堂島浜にあるアクア堂島フォンタナ館3階にお店を構えています。

最後はみんなで記念撮影。写真後列左が店主の堀江さん、真ん中が当店マネージャー、右は1号店の時からティーブレンダーとしてお店を支えていらっしゃる今西さん。前列はロンドンティールームのスタッフ。(写真は許可をいただいています)

帰り際にお店のレアなグッズを沢山いただいたのですが、中でも当時のマッチはかなり貴重。左上がお父様がされていた音楽喫茶のもので、右上と下の大きい写真はムジカ1号店のもの。裏のお芝居の広告が時代を感じますよね~、すごい!!

今後は事務所を芦屋に移転して、一般向け紅茶と業務用紅茶の販売をされるそうです。
大変歴史のあるお店が閉店するのは寂しいですね。残り1週間、お時間があればぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?

 

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