作り置きのアイスティーの問題点
店舗を経営されている皆様、アイスティーはどのように提供されていますか?
熱湯で抽出した紅茶を冷やして、作り置きしている店舗様も多いのではないでしょうか。
リーフで紅茶を抽出した時の問題点の1つが茶葉を『漉す』こと。
茶漉しを通しても、ダストと呼ばれる粒上の茶葉まですべてを完全に漉しきるのは現実的でありません。
漉しきれなかった茶葉が紅茶にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
もちろん、抽出した紅茶をすぐに飲む場合にはそれほど大きな問題にはなりません。
ただし、アイスティーを作り置きする場合には注意が必要です。こうした小さな茶葉からも、紅茶の抽出は緩やかに続いているからです。
あまりに長時間、作り置きのアイスティーを置いておくと、渋みや雑味の強いアイスティーになってしまう場合があるのです。
夏場はアイスティーの回転がよいのでさほど気にならないでしょうが、問題はアイスティーの注文が少なくなる冬場。
注文が少なくなるとはいえ、冬場のアイスティーの注文は0ではありません。特に、これだけペットボトルのドリンクが普及している昨今、年中冷たい飲み物を飲まれる方も増えてきています。そのため、冬場でもアイスティーの作り置きは必要です。
さて、どうしたものでしょう。
水出し紅茶は冬場にこそオススメ
そうした問題を一挙に解決するのが「水出し紅茶」です。
水出し紅茶は、熱湯で淹れる場合に比べて抽出が緩やかであり、渋みや雑味がでにくいのが特徴で、時間経過による味への影響が比較的少ないといえます。
こうした利点を生かし、アイスティーの注文が少なくなる冬場こそ、水出し紅茶を使ってみませんか?
ロンドンティールームの水出し紅茶はティーバッグなので、十分に抽出が完了した時点で取り出すことができるのもポイントです。
紅茶を水で抽出することに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、当店の水出し紅茶はすべて殺菌処理をしておりますので、安心安全にお使いいただけます。
■下記記事で、水出し紅茶のレシピを紹介しておりますので、ご参考にどうぞ。
⇒水出し紅茶のレシピ(通常版)はコチラ(クリックでリンクへ移動します。)
【2021年2月 追記】
■また下記記事では、店舗様向けに「よりしっかりめの味わい」に仕上げるお湯だしのレシピも紹介しております。
⇒水出し紅茶のレシピ(お湯だし)はコチラ(クリックでリンクへ移動します。)
サービスとして無償で提供するのもアリ
冬場に余るアイスティーを、お客様へサービスとして無償でお出しするのも1つの方法です。
無償で提供するサービスですので、ウォーターグラスなどの少量で構いません。
この目的は、夏場で需要の高まるアイスティーの『販促』です。
実際にプロの方向けに開講しているプロ向け紅茶実践講座でも、こうしたアドバイスをしたことがあるのですが、アイスティーの注文が増えた、というお声も頂いております。
皆様も冬場にこそ、水出し紅茶をどうぞご活用ください。
■水出し紅茶のご購入はコチラ