Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2016.07.10

アイスティー向きの紅茶茶葉の選び方

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アイスティーに向いているのではどんな茶葉しょう? 今回はアイスティー向きの紅茶について、ご説明します。

目次

アイスティーは、味>香り

アイスティーに向いているのは、適度な渋みがある紅茶です。紅茶は、アイスティーにすると香りがなくなってしまうため、舌先で感じる味がポイントになってきます。

紅茶でいう味とは、ずばり渋みです。渋みが強すぎても、飲みづらくなってしまうのが、難しいところ。適度な渋みがありながらも、爽快感を感じられるような、バランスのとれた紅茶がアイスティー向きです。ちなみに、ここでいう渋みは茶葉の分量が多すぎたり、蒸らしすぎたときに感じる、雑味やえぐみのことではありません。

アイスティーの天敵、クリームダウンに要注意

クリームダウンという現象をご存知でしょうか?
冷めた紅茶が白っぽく濁ってみえる現象で、アイスティーの見た目を大きく損ねます。

紅茶に含まれるカフェインとタンニンが温度低下によって結合し、白く濁って見えます。タンニンを多く含む、渋みの強い紅茶ほどクリームダウンしやすく、アイスティーにするのが難しいです。

アイスティーを作るのにオススメの紅茶は?

万人受けするセイロン産ディンブラティー

アイスティーに向いているのは、セイロン産の茶葉です。中でも、ディンブラティーが特にオススメです。

セイロン産ディンブラティーは、適度な渋みがありながらも、爽快感があって飲みやすく、万人受けするアイスティーです。比較的クリームダウンしにくいアイスティーにピッタリの茶葉で、最も扱いやすいと紅茶といえるでしょう。ディンブラティーで作るレギュラーアイスティーは、ストレートでもミルクでもおいしくいただけます。

レギュラーなアイスティーも、もちろんオススメですが、ディンブラティーは、アレンジがしやすいのも魅力! アイスジンジャーティーアイスミントティーアイスシナモンティーなど、様々なバリエーションのアイスティーに使えます。

オススメはディンブラティーですが、ニルギリなどでも問題ありません。

アールグレイやフレーバーティーもOK!

人工的に香りづけを行った着香茶であるフレーバーティーは、通常の紅茶よりもオススメです。アップルティーストロベリーティーはどなたにも好まれる味なので、特にアイスティーに向いているでしょう。

アールグレイティーは、一般的に、オイルによってベルガモットの香りを着香する紅茶のことで、こちらもアイスティーにオススメ!アールグレイ特有のベルガモットの香りが広がる、とても爽やかなアイスティーです。

ただし、フレーバーティー、アールグレイティーともに、長時間おいてしまうと香りが飛んでしまので、作り置きはできません。

ダージリンやウバはアイスティーよりもホットティーで

ダージリンやウバはアイスティーではなく、ホットで飲む紅茶です。

よく知られているように、ダージリンは香り高いマスカットフレーバーが特長で、ウバは独特の爽快な香りが特長の紅茶です。香りが感じられなくなってしまうアイスティーではなく、ぜひホットティーでお飲みください。

次回から、下記2つのアイスティーの作り方をご説明します。

  • 自然冷却方式
  • ダブルクーリング方式

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